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おおぐまこぐまのおはなし

女神様は神様の妹でした。いつも弓と矢を背をって夜通し森や川の妖精をお供に、狩りをしていました。
女神様の連れている妖精たちはみんな乙女です。
その中の一人に、ある国の王様のとても美しい一人娘がいました。
とある全知全能の神様がこの美しい娘を愛してしまい、子供ができました。

ある日、女神様はこの娘に息子が居ると偶然知ってしまいます。女神様は隠されていた事に大層怒って娘を大きな大きな熊に変えてしまいました。娘は自分の姿を嘆き悲しみ、森の奥深くへと消えていきました。

息子は、親切な人に育てられて立派な青年になりました。ある日、森に入ると大きな熊と遭遇しました。大きな熊は、あの時熊に変えられてしまった娘であり、青年の母でした。立派に成長した我が子を見て思わず駆け寄ってしまったのです。
青年はびっくりして槍を構えました。
たまたまその様子を眺めてた全知全能の神様が急いで止めようと大きなつむじ風をおこしました。
自分の愛した娘と、母である事を知らずに熊を殺してしまおうとしている息子がふびんに思えたのです。
そして今つむじ風で巻き上げた二人を、おおぐま座こぐま座に変えました。
親子は今日も仲良く空で輝いてます。



有料部分は、全知全能の神ゼウスの奥さんがこの話を聞いて怒る話です。子供向けでは無いのでご注意を。
それではおやすみなさい。



妻の怒り

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