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実録・鉄道トラブル(その3)車両故障オンパレード(2007年8月1日の日記)解説その①

4010Mの力行不良の原因は忘れました。夏場暑いとたまに原因不明の不具合が出るのでその一種だったと思います。

前部標識:
車などでは前照灯と言って前を照らす装置ですが、鉄道車両には前照灯はありません。
正式には前部標識と言います。
前方を照らす目的で設置されているわけでは無く、こちらが前ですと言う事を表示するための装置です。
そもそも鉄道では専用軌道を走行するので前方の確認義務は無いんですね。本来は。
専用軌道に侵入してくる方が悪いんですよ。
本来は。
しかし、最近は前方確認していなかったなどと言われるようになっています。
鉄道の運転士に求められているのは、信号確認義務だけのハズだったんですけどねぇ。

氷見線のNFBは想定外でした。
まさかNFB内部のバネが折れるとは思っていませんでした。
さすがに夜間前灯が点かないと運転できません。と言うかあれは正式には前を照らすものでは無く前部標識と言って、列車の前を現すものです。
昼間は何も表示しなくても良いのですが、夜間の方式は白色灯です。
翌日から全車点検になりました。

15Mの冷房故障ですが、途中で故障しても席を移動してもらうとか車掌などに色々頑張ってもらいますが、始発から壊れている車両を出すわけにはいかないので車両を交換します。
簡単に交換と言っても、深夜に運転士を一人用意しなければならないので結構ハードルが高いです。
故障車はすぐに取り込んで修理ですが、翌朝の始発列車は早朝に回送させることも良くあります。
翌朝の編成を冷房故障が分かった時点で可及的速やかに富山貨物に翌日の始発編成を持って行っていた可能性の方が大きいですね。
おそらく、冷房故障の報告は米原発車直後なので金沢まで2時間ほどありますから、上手く行くと結構早い時間に富山貨物に到着させることができます。
っで、その車両を持って行った運転士に冷房故障の15Mを金沢まで持って来てもらったと・・・。
この方法が運転士の負担も少なく、翌朝の運転士の睡眠時間も確保できます。
本当のところは忘れてしまいましたが、やはり最も運転士の負担の少ないやり方をしていたと思います。

解説その②につづく。

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