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【3分アニメレビュー】モブサイコ100

あらすじ

男子中学生・影山茂夫は、強大な超能力を持ちながらも、地味で目立たない暮らしを送っていた。そんな彼が、行く先々で起こる奇怪な事件を仲間と共に解決しながら、精神的に成長していく姿を描いた青春超能力ファンタジー。(引用:マンガペディア)

ポイント1 主人公モブの魅力

本作の主人公である"モブ"こと影山茂夫は、どんな超能力も使える、最強の超能力者である。圧倒的な力を物語のスタートから持っている主人公のモブだが、メンタル面は私たちと変わらない。好きな人に告白できずに悩んだり、弟との関係、文化祭での出し物についてなど、普段私たちが悩むような事でモブも悩む。最強の力を持っていても、私たちと同じように悩む主人公の姿にどこか親近感を覚えてしまう、そんな魅力の詰まった主人公である。ただ、悩みを溜めたりストレスが溜まると力が爆発する事があり、作中ではそれをパーセントで表現する事で、モブの見えにくい心情を表現している。
仲間思いで、純粋で、優しくて、少しずつ心が成長していく主人公のモブの姿が本作の最大の魅力といえる。

画像引用:ナタリー

ポイント2 霊幻新隆という最低で最高な奴

本作を支えてるキャラとして、モブのバイト先にいるエセ霊媒師である"霊幻新隆"がいる。霊幻新隆は全く超能力は使えず、普段テキトーに霊媒っぽいことしてるだけである。そんな霊幻新隆はモブの超能力に出会い、その超能力を霊媒に使用する事にした。超低賃金で労働させるなど最低な行為をしているが、モブは霊幻が自分以上に超能力を使えると信じてるため、師匠として尊敬している。そんな霊幻新隆だが、時にモブや私たち視聴者をハッとさせることを言う。
「嫌な時はな……逃げたっていいんだよ!」
「お前ら勘違いするな。どんなに特別な力があったって、人は人だぞ。それ以上でも、それ以下でもないんだよ。お前らはそれに気づいてない!」
など、モブが悩んでいる時にモブを成長させる一言を与えるのが霊幻新隆の良さである。圧倒的力と優しさをもったモブとたくさんの経験値と現実思考の霊幻新隆のタッグがこの作品の柱となって支えている。

画像引用:ナタリー

今回はこの2人を取り上げたが、他にも色々なキャラがいて、モブや霊幻と出会うことによって生き方や物事の価値観を変えられたキャラクターはたくさんいる。是非このアニメを見て、魅力の詰まったたくさんのキャラクターに出会ってほしい。

ポイント3 圧巻の戦闘シーン

本作のもう1つの魅力として、戦闘シーンの迫力が挙げられる。アニメーション制作会社は「僕のヒーローアカデミア」や「鋼の錬金術師」でお馴染みの"bons"が担当している。モブの異質な超能力やド迫力の戦闘シーンをこれでもかというほどに見せつけてくる。映像の繋ぎがすごく綺麗で、流れるようにキャラクターが動くシーンは圧巻。壊れる岩や建物も大きく表現されてることもあり、ものすごい迫力が感じられる。

画像引用:ナタリー


総評 

★★★★★/★★★★★  5.0/5.0

とんでもない作画や演出を見せてもらってるのに、構成としてはあくまで戦闘は添えるだけになっており、モブを主軸として様々なキャラクターが成長している姿は、アクションアニメと思えないほど濃厚に描かれている。3シーズンを通して、最強の超能力を持っているが故の葛藤や、優しすぎるからこその悩みから自分なりの生き方を見つけていくモブの姿に勇気と感動を与えられた。

ホッと一息 かみくんコメント

先日放送されたモブサイコの最終回、ほんとに感動しました…😭 モブくんはもちろん、あんなキャラやこんなキャラの魅力がものすごく伝わってきたし、オチも物凄く考えられてて、モブくんらしいオチになっていたのもすごく良かった!!!ほんと大好き!ありがとうモブ!ありがとう霊幻先生!ありがとうモブサイコ100‼️

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