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kami/ を始めて2年が経ちました

紙いちまいでできることの可能性を信じる。
紙いちまいの厚さほどの僅かな違いを大切にする。
その先に、手仕事の紙が残る未来がありますように。

2年前の10月、そんな思いを込めて「kami/」を始めました。
紙を作るわけでも紙を常時売るわけでもないこのブランドは一体「何屋」なんだろう?とよく聞かれますし自分でも分からないなぁと思います。

これまで、流れのままによく分からない活動をしてきたにも関わらず今日まで続けてこれたのは、応援してくださるみなさまのおかげです。
ありがとうございます。
今日は一息おいて、これまでの振り返りとこれからのことを考えてみました。

📜 kami/ 1年目|2018.10〜

・雑貨製造小売業退職
・オンラインショップ開設、「旅先から送る手紙」販売開始
・トークイベント開催
・「世界の紙を巡る旅」スタート
→Thailand, Canada, Portland, Mexico,Lithuania, Latvia, Estonia, Germany, Denmark, U.K., India へ

📜 kami/ 2年目|2019.10〜

・「世界の紙を巡る旅」継続
→India, Nepal, Vietnam, Laos, Thailand, South Korea へ
・303日の旅を終え、帰国
・巡回展「世界の紙を巡る旅」開催(岡山、福岡、京都)
・各地でトークイベント、WSの開催
・イベント出展

📜 kami/ 3年目|2020.10〜

・CF「旅をまとめた本を作りたい!」実施
→394名、253万円の支援をいただく
・書籍『世界の紙を巡る旅』出版(1月下旬)

📜 kami/ のこれから

・出版ツアーを開催
→愛媛、岡山、鳥取、京都、大阪、東京、群馬など
・Paper Laboratory(仮)設立
→紙の産地の中に、紙を作るところから始められる会員制の印刷製本所を作る
・紙の特性を生かしたオリジナル商品の開発

これまでの2年間は「世界の紙を巡る旅」をキーワードに、世界各地の紙にまつわる文化を訪ね、発信する時間でした。文章、写真、展示、紙の仕入販売、書籍を通して、わたしが見てきた紙の魅力を伝えてきました。
その道中でkami/の活動に興味を持ってくださる方、さまざまな形で応援してくださる方がいらっしゃいました。

ここからは、「世界の紙を巡る旅」の次のページへ。
各地で見てきた技術、文化、人々のことを思い返しながら、ひとつの場所を作り上げていく予定です。
紙どころ四国のとある紙の産地で、紙を作るところからこだわれる会員制印刷製本所兼 kami/ のお店とアトリエを作るべく準備を進めています。

世界を旅することが難しくなっても、紙の世界の奥深さや幅広さを体感してわくわくできるような場所、楽しいものづくりが始まる場所を作れたらいいなと思っています。

3年目のkami/も、どうぞよろしくお願いします。

2020年12月20日
kami/ 浪江由唯

こんにちは、kami/(かみひとえ)です。いただいたサポートは、「世界の紙を巡る旅」をまとめた本の出版費用に充てさせていただきます。今年の12月に発売できる…はず…!