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飛び出す好奇心|リトアニアから送る手紙

「世界の紙を巡る旅」をしているkami/(紙一重)のなみえです。
憧れの場所・バルト三国に来て1ヶ月が経ちました。居心地がよくて、早くも「また来たい」と思っています。

10年ほど熟成してきた憧れは、この場所にいるだけで幸せな気持ちにさせてくれるのですごい効力です。
ただ、それに甘んじて1ヶ月を過ごした結果、来月からの準備ができてなくてめちゃめちゃ不安になっています。

わたしは「旅しながら暮らす」なんて到底できないなぁ…という話、noteに書きたい。

そんな憧れの詰まったバルト三国の1番南に位置するリトアニアから送った手紙の内容です。

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△Twitter や Instagram で更新している日記。その日に見つけた紙ものや訪れたカフェについて毎日書いています。


リトアニアからのセット内容・ポストカード・本屋のショップカード・わたしが作ったヘンプの紙・コラージュ・スープの素・チョコレート・ファイリング用紙の手紙

ひとつずつ、語っていきます。


ポストカード

日本にいるときから気になっていた、リトアニアのイラストレーター・katakioskさんのポストカード。

リトアニアの首都ビルニュスの書店や雑貨店を歩き回って探しました。
見つけたときには、思わず店員さんに話しかけて喜びを伝えてしまいました。

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△ポストカードを見つけた古本屋。

リトアニアからの手紙のメインは、このポストカードです。ほんとに、このカードをお届けできたのがうれしくてしょうがない…。
今回のレターセットの中には1枚しか入れていないので、他のデザインが気になる方はkatakioskさんのInstagramをご覧ください◎オンラインショップでも販売されています。


本屋のショップカード

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こちらは、ビルニュスの旧市街を歩いているときに偶然入った本屋さんのショップカード。
リトアニア語なんて読めないけど、書店や古本屋を巡るのがすきです。

この書店はデザインやアートに関する新刊が多く、先に述べたkatakiosk さんのポストカードも置いてありました。

いろんなデザインのショップカードからアソートで一枚入れています。


ヘンプの紙

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△ヘンプ100%の手漉き紙を乾燥しているところ。

リトアニアでは、workawayというサービスを使ってヘンプ農家のお家に2週間滞在していました。

倉庫にも畑にもヘンプの茎や繊維が有り余っていたので、休みの日に紙を作りました。その欠片を同封しています。

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△茎の外皮から取った繊維を叩いて、切って、水に浮かべて、家にあった調理用のザルですくうだけ。

ちゃんとした道具や紙用に加工された原料を使わない、あるものでの紙づくりに初めて挑戦して気づきました。
紙を作ること自体は難しくない。だけど、良い紙(耐久性がある紙、文字が書きやすい紙、など良い紙の定義は用途によって変わります)を作るのは難しい。

お届けした欠片から、素人仕事の荒さを感じ取ってもらえるとうれしいです。


コラージュ

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photo by 栞や

初めての試みとして、封筒の蓋を開けるとリトアニアの食べ物や飲み物が飛び出すようなコラージュを作ってみました。

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わたしは食品のパッケージやワインのラベルを眺めるのが楽しくて、海外のスーパーを見て回るのがすきです。
その楽しさが伝わったらいいなと思って、スーパーのチラシを切り抜いて作ってみました。

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雑誌じゃなくて、無料配布の広告でこの写真とスタイリングの美しさ…!
黙々と切り抜いて貼って、の作業をしていたら、同じ宿に泊まっていた人たちから「何してんの?」「何人に送るつもり?」と何度か聞かれました。

(リトアニアからは、今までで1番多い34名の方にお送りしました。購入してくださったみなさま、ありがとうございます!)


スープの素とチョコレート

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粉末スープの素と、「VILNIUS」のラベルが貼られたチョコレート。

チョコレートは、ラトビアの有名なメーカーLaima社のものです。駅の構内や街中にお店があり、同社の時計塔はフォトスポットになっています。

スープは、3種類の中からアソートで1つ入れています。実際にリトアニアに来てスーパーをはしごしたり、リトアニアの料理を食べたりするのは難しくても、その雰囲気を味わってもらえていたらうれしいです。


ファイリング用紙の手紙

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今回は、ファイリング用紙を便箋代わりに使いました。
実は、リトアニアに来てから文具店を全然見かけなくて、「やばい、レターセットに入れるものをどこで見つけよう…!!」と焦っていました。

IKEAの隣にある大きなホームセンターの一角にステーショナリーコーナーを見つけたときの喜びと安心と言ったら。
置いてある文具の多くがドイツ製でした。

ちなみにこの用紙は本来、こうやって使うものです。便利。

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あともう一つ入れていた欠片は、メキシコからリトアニアに向かう途中の乗り継ぎのアムステルダムの空港にあった冊子の表紙です。
箔押しやホログラムのキラキラがすきで、見つけると思わず手に取ってしまいます。

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photo by 栞や

以上、リトアニアからお届けした手紙の解説でした。
今は7月のラトビアから送るセットを作っているのですが、かなり良いものになりそうです。

もしも「旅の期間のどこかで1回くらい購入してみようかな…」と思われている方がいらっしゃったら、今回がおすすめです。
2019年6月23日まで受け付けていますので、ぜひご検討ください◎


▽ビルニュスでおすすめのお店

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▽ Twitter, Instagram 更新してます



こんにちは、kami/(かみひとえ)です。いただいたサポートは、「世界の紙を巡る旅」をまとめた本の出版費用に充てさせていただきます。今年の12月に発売できる…はず…!