紙の旅をまとめた本を作りたい。

がんばることは怖いなぁ、といつもいつも思うのです。

わたしは今、書籍の原稿を執筆しています。
300日の世界一周をまとめた『世界の紙を巡る旅』という本です。
世界各地に根付く紙文化を訪ねた女性が書く、旅の記録。「紙が好きで、世界一周をしました」と話す彼女の300日には、一体どんな出会いがあったのだろう？とわくわくしませんか。

本の概要を想像するだけで、わたしはわくわくします。とても楽しみに思います。
だからこそ、その分、そんなわくわくが伴う中身をわたしは作れるのだろうか…と不安になります。想像すればするほど作れる気がしなくて、書くことを投げ出してしまい、原稿が全然進みません。

文章を書くことが好きなので、書籍化の依頼をいただいたときには迷わず「本、作りたいです！」とお答えしました。
一冊分の文章を書くことは、もっとすっと出来る気でいました。

何なんだよ、めっちゃ大変じゃん、本を作るの。

そんなこんなで、原稿を書き始めて3ヶ月が経ちました。書いては消し、書いては消し、同じようなところを行ったり来たりしています。
だけどそろそろ、理想のイメージの20点、30点の出来映えだとしても、今の自分にできる最高を目指してやるしかないという気持ちになってきました。

△世界一周のはじまり、日本からタイに向かうときの空

がんばることは怖いです。
よい本を作りたいです。
誰かに届くものを作りたいです。
旅のことを最大限伝えられるよう、残したいです。

この一冊を書き上げて、ちゃんと本の形にして誰かに届けたとき、わたしの「世界の紙を巡る旅」は完結するのだろうと思います。
書き上がったら、一緒に祝ってください…