僕らはなぜ『響』になれないのか
誰が決めたわけでもないけれど、デザイナーの作品に対して別のデザイナーが批判をしてはいけない暗黙の了解みたいなものがある。
友人やフォロワー、同僚。それが年長者の作品だったりしたらなおさらだ。
さて、2017年のマンガ大賞〜映画化と今話題のマンガといえば『響〜小説家になる方法〜』だろう。主人公『響』にそんな忖度は微塵もない。彼女は小説を書く事に関しては誰もが認める天才。デザインなどいわゆる表現を生業とする人ならたまらなくカッコよく映るキャラクターだ。
作中、響が親友の作品