「汝殺すなかれ」と「あなたが...することはありえないのだ」とはどう違うのか?


目から鱗、思考停止に陥っていたかなと思われるほどの
 敬和学園大学 第三代学長 鈴木佳秀、旧約聖書学  #ヘブライ語、否定辞+未完了は、いわば未来の否定でもあるので、絶対的な否定ではないというのだろう。するとどうなるか?   「あなたが殺すはずはない」  ????ですね。目から鱗でしょうか。
こういわれたら、そうですねと言いたくなる。通説、普通の訳のように、「(汝)爾、殺すなかれ」では、なんでとなろうが。


 確かに、聖書ギリシャ語でも、否定命令の表現はありますね。でも、聖書ヘブライ語では、詩篇121編に多用されているように、lo(又は、'al-)+未完了、でなになにでない、とだけ。翻訳の時に問題とならなかったのだろうか?旧約聖書学のご専門の鈴木先生、の個人的なこだわりの世界、以上の何かも間違いが隠されているのかもしれませんね。そこから、契約としての十戒への理解が歪められているとか。一度、鈴木先生にお話を伺いたいところです。まだ、ご存命でしょうか


といっているうちにまた同じことをいくぶん詳しく書かれている。

鈴木佳秀「契約と法」『旧約聖書を学ぶ人のために』、世界思想社、238-264、2012.


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