#ano_koro

00年代中心懐古系邦ロック特化イベント「ano_koro」でDJしておりますかめおです。
音楽的な紹介ができないので、自己紹介的に聴いてきた音楽とかライブの思い出を書きました。
mixi日記以来に一生懸命長文を書いたのでお付き合いいただけたら嬉しいです。

  1、邦楽ロックにはまる(2000)
明確にこれ!と思ったのは中学に上がってすぐ、車で姉がBUMP OF CHICKEN「K」を流していて、「猫ちゃん死んじゃったの?」と歌詞に興味を持ってあとで聴き直したのが最初です。
聖飢魔IIやディープパープルを子守唄にする母の英才教育のお陰か、自然とロックが好きになり、中学〜高校1年くらいまで本業のジャニオタ活動の傍らバンプの他、MDにオススメを焼いてくれる同級生・たかちゃんオススメのGOING UNDER GROUND、DOPING PANDA、LUNKHEADなど、ギターロックを中心に嗜んでいました。  

2、ライブにはまる(2003)
ティーンの分際で現場原理主義ジャニオタだったので、自然とロックも曲よりライブに興味が湧きました。前述のたかちゃんに誘われ、「JAPAN CIRCUIT -vol.18-」で、対バンライブなるものを知ります。(今は亡き渋谷AXでのマンスリー開催でした)
対バンライブに行っては帰りにTSUTAYAで対バンのCDを借りるを繰り返して無限に好みのバンドを漁っていました。今思えば「ライブに行くための予習」的な音楽の聞き方をしてたかも。
1年ほど対バンライブに通い地力を養った高校2年の冬、「COUNTDOWN JAPAN04/05」にて初めてのフェス参加。そして初日の12/29トリ、私は生涯で一番好きなバンドと出会います。  

3、ELLEGARDENにはまる(2004)
CDJ04/05初日終盤のGalaxyステージ、目当てのthe band apart→ストレイテナーときて移動が面倒だったので、トリは同行した友達が見るというELLEGARDENを見ることに。オリコンチャートにも食い込んだ「Missing」のリリース後くらいのタイミングで「あの曲いい曲だよな」くらいの軽い気持ちだったのに、最後「Make A Wish」での怒号のようなシンガロングにやられて無事陥落。「早くてうるさいからちょっと…」と思っていたメロコア・パワーポップ系の曲もエルレを聴いてるうちにすぐ好きになり、手のひらを返したようにギターロックからメロコアの女へ転身しました。 

 4、メロコアにはまる(2005)
ちょろい女なので学校の勉強で英語がダントツ嫌いだったくせに「拙い英語で歌うメロコアバンド」ばかり好きになり、ライブハウスでできた友達も増えてきて「何言ってるかよくわからんけど曲好き!ライブ楽しい!みんな仲間!ウェイ!」という楽しみ方にシフトしてました。
この辺りの話をano_koroメンバーにすると「俺はこういうやつが一番キライだったんだ!」と言われたりもしましたが、相容れない音楽の聞き方してた奴でも大人になって酒飲みながらみんなみんな「良いよな〜〜〜」ってなっちゃっえるのがano_koroというイベントの楽しいところだなと感じています。

さて、ここからはライブ狂いだったのでたくさんライブ行ったバンド毎に羅列します。
(曲はYouTubeに公式動画があるものを貼りました)

OVER ARM THROW
「家系ラーメン」という言葉が流行り出した頃に「横浜家系バンド」を名乗ってた人たち。3枚目のアルバムに「Idol Noodle」という曲が収録されてたりするラーメン愛のすごいバンドです。
家系名乗るわりにVO.キクさんが甘めの歌声だったり、わりと爽やかな楽曲が多くて女性ファンも多かった気が。
横浜F.A.DにOATを見に行きついでに食べる中華街の中華まんめっちゃ美味かった。 

ASPARAGUS
木村カエラさんや最近では鈴木みのりさんへ楽曲提供もしてる"しのっぴ"こと渡邉忍さんをフロントに据えた3Pバンド。
ROCK IN JAPANのフォレストステージに登場して第一声「UV、浴びてる?」と発したりと、すっとぼけたMCとギターテクのギャップがすごい。Ba.直央さん加入当時にしばしばやらされてたティガー(くまのプーさん)のモノマネも好きでした。

BEAT CRSADERS
アニメ「BECK」のOPでもおなじみ、我々世代の覆面バンドといえばこの人たち。
曲しか知らんまま臨んだCDJ04/05の年越しが初見で、カウントダウンしてそのまま「明けましておめでとうございま○こ〜!!おま○コールいくぞー!!おーま○こ!!(※このバンドの基本コール)」と、花も恥らう女子高生の新年最初に口にした言葉が放禁用語になったのを今も鮮烈に恨んでいます。

COMEBACK MY DAUGTHTERS
メロコアじゃないです。洒落と癒やしのバンド。ハウスでいうところのきらきらハウスみたいな感覚で聞いてる。ライブ終盤の「Red Dog Hunch」だけモッシュ発生しててみんなふわっとぶつかり合っちゃうの、盆踊りみたいな楽しさがあった。あとギターCHUN2さんの首の据わらない弾き姿もとっても好きでした。  

10-FEET
レゲエっぽいダブついた歌声と人情系歌詞と「笑えー!!」ってMCがキッズの心に刺さりまくってた当時。私は”キッズ”だったのです。仙台のアラバキロックフェスで「Cherry Blossom」の歌い出しで風が吹いて、本当にステージに桜が舞ったのが忘れられない。 泣いちゃう。

 locofrank
私のなかで”最優秀何言ってるかよくわからんけどライブ楽しいバンド”でした。USツアーで一緒にまわってた現地バンドに「彼らはどこの言語で歌ってるの?」って言われた逸話が好きすぎ。

5、おしまい
ELLEGARDEN活動休止(2008)を経てほぼロックと無縁の生活を送り約10年、「あの頃は良かったなんて言いたくは無かったのにな」というLOST IN TIME「列車」の歌詞が身に染みるようになった頃に、わがまま言って#ano_koroに参加させてもらうようになりました。
昔聴いてた音楽を当時と違う楽しみ方で、色んな解釈で聴いて語れるこのイベント、手前味噌ながら「あの頃”も”良かった」と言いたくなるくらいに終わったあとの充足感が心地良いです。再開したらぜひ遊びに来てください!

だらだら長くなってしまったので、初めてSpotifyに挑戦したプレイリストを貼ります。速いやつです!
最後までご高覧頂きありがとうございました!