ガンブレモバイルを忘れない⑥

ガンダムブレイカーモバイルというゲームが、2023年6月5日を以ってサービスを終了してしまう。

あまりにも楽し過ぎたこの記憶が鮮明な内に、どんなゲームだったかを記しておこうと思う。
(多分に個人的感想を含む内容第6弾)

  • いろんなミッションがあった

  • イベントミッション1

  • イベントミッション2

  • ストーリーミッション

いろんなミッションがあった

散々、ガンプラビルドについて語ってきたが、そもそもその機体を使って何をするのか。
ミッションだ(当たり前だ)。

ミッション画面

フリーミッション
いわゆる、常設の通常ミッション。
ライバルポジションのキャラ(でも凄く良い奴)の機体パーツがレアドロップするが、確率はマジで鬼畜。金でどうこうなるモンじゃないので、時間と根性のみ。Code φを完凸してる人をボクは尊敬します。

曜日ミッション
ゲーム内通貨や強化アイテム等が日替わりで獲得できるミッション。
キャピタルが追加されるまで、ガチ勢からはキャピタル不足の声がよく聞こえてた。

マルチミッション
常設の協力型ミッション。性能インフレ前の初期はソロクリア報告がよく上がっており、ガチ勢とゆるふわ勢の境界線みたいなところがあった。
マルチとは???

バトルサーキット
計20ステージの合計クリアタイムが一定値以下で段階報酬がもらえるミッション。
初期は1パーツ1回のみ使用可能であり、パーツストックが物を言う初心者キラーミッションだったが、パーツレベルによって使用回数が増える使用となり難易度はかなり緩和された。
ヒロインの機体パーツが報酬として獲得できるミッションでもある。
サナカプルはマジで可愛い。

アリーナ
各ユーザーの機体(オート操作)と戦うミッション。
如何に瞬殺するかがキモ。
ガチ勢の方々の考察がよく語られており、やり込み要素としては上位に食い込むミッション。

イベントミッション1

当初は毎週水曜日に更新されていたミッション。
イベント報酬として機体一式が入手可能。

さて、上の文章に何か違和感を感じないだろうか。
わざわざ別項にしたくらいだ。何か変じゃないだろうか。

毎週。

そう、毎週なのだ。
だいたいのソシャゲは隔週だったり、10日間くらいで設定しているところが多い。
正直、常軌を逸していると思った。
たった一週間の間に、新規機体をモデリングし、ステータスを設定し、週によってはストーリーテキストを用意し、週によってはガチャ機体やガチャキャラも用意する。

運営は開発を殺す気なのか。
大丈夫か、休めているのか、正直ちょっとボクは心配もしてた。
何なら年末年始等で更新がない週は、無理するな休め!って思ってた。

あとは運営開発費と、インカムが釣り合ってないんじゃないかとも心配はしていた。
だいたいこのゲーム、売上上位に来た事がない。

そんなボクの心配を他所に、途中から隔週更新になったが、スタートからそんな調子だったので実装機体数は膨大な物になっていた。

加えて、このイベント機体は何が実装されるか本当に読めなかった。
手堅くやっていけば良いものを、なぜかヒルドルブ等のマニアックな機体を実装するし、アルヴァアロンみたいなプラモ化してないヤツを突っ込んできたりする。
BD1号機はプラモ準拠(サターン風)なのに2、3号機はコミック準拠のモデリングだったりと、こだわるポイントもイマイチ読めない。
それだけに月曜日の次のイベ機予想(祈願)のツイートは皆さんまちまちの欲望がダダ漏れで非常に盛り上がっていた。

イベントミッション2

上記の通常イベントミッションと並行して行われていたのが、イベントマルチミッション。
所謂、レイドボス形式のミッションだ。
自機としては出てこない大型MA戦をオンラインで他のユーザーやサークルメンバーと戦った。
リアルタイムで他のメンバーと遊べる唯一の機能のため、活発なサークルは和気藹々と楽しんでいる様子が散見された。

反面、通常マルチと同じくソロクリア報告が上がったり、終盤はワンパン報告などがチラホラ聞こえ、ガチ勢とゆるふわ勢のラインになっていたと思う。
マルチとは????

さて、そんな楽しい時間を提供してくれた愛しい大型MA達を振り返ってみよう。

悲しいけど、スネが弱点なのよね!
いいから(報酬を)全部よこせ!
フハハハハ!(バグが)鬱陶しかろう!
パイロットはムウさんだよ!
ちゃんと変身する魔王様!
これで勝ったと!思うなよぉーーー!

レイドボスといえばのビグザム。
前半パートはIフィールドでビームが無効。
びっくりどっきりメカを出してくるハシュマル。
鉄血機体らしくビームは効果ダウン。
前半戦のバグが凄く邪魔してくるラフレシア。
後半パートのコアはIフィールドでビーム無効。

……あれ、ビーム主体の射撃機に厳しいな?

ダッシュ斬り等の近接が怖いPストライク。
アグニの射撃もあるので、射程はマジでパーフェクト。
全方位攻撃(射撃デバフ付き)が厄介なサタンガンダム。
後半パートでちゃんとブラックドラゴンになってくれてありがとう!
ちゃんと松本保典さんボイスで喋ってくれてありがとう!

……って、あれ?やっぱり射撃機に厳しいな??

ストーリーミッション

そしてこのゲームのオリジナルキャラが活躍するストーリーミッション。

ざっとあらすじを書き出すと
「ある日、可愛い子にガンプラバトルに誘われた主人公はメキメキと頭角を表して高校チャンピオンに!ライバルとの友情や、ライバルヒロインからモテモテになったりする!」
という感じだ。

全ての始まり

その後、仲間のライバル高への転校や、プロファイターの先輩(ポンコツ美人)が合流。
ライバルヒロイン(何がとは言わないが大と小)が出てきたり、ゲームが進んで後輩も入ってきたり。
サブキャラ(お姉さん系ママが多かった)もどんどん増えて、物語が進んでいった。

あのキャラ達も!

そしてネット配信アニメである「ガンダムブレイカーバトローグ」と連動した時の盛り上がりは凄かった。
コンシューマ機のガンブレ3の正統続編ストーリーにガンモバキャラががっつりと絡む!
主人公達の機体もプラモ化されたり、公式ビルドコンテストの機体達がアニメにも登場したし、主人公は当時稼働中だったトライエイジのカード化まで果たした。
ちなみにその時採用された主人公のセリフ(選択肢)は、事あるごとにユーザー達の合言葉にもなっていた。

期待しすぎるのはよくない

マジで何でここのセリフチョイスされたんだろうね……。

それはともかく、ガンプラ真天流の極意「明鏡」に目覚めた主人公は全日本ガンプラ選手権で優勝。プロ、アマを問わずガンプラバトル日本一の座に輝いた!
と、いう所で最終更新分が終わっている。

もし続いていたのなら、ストーリーで言及されていたプロリーグ編にでもなっていただろうか。
その行く末を見届けられないのは本当に残念だが、彼ら、奏海高校ガンプラ部との思い出はボクらの心に残り続けるだろうと思う。

主人公が目を覚ます時まで、しばしお別れ。


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