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ちょっと今年一番ヤバいかもしれないすごすぎゲーム『貢がせろ! 女苑ちゃん!!』(記録 2023/11/20)
いくらなんでもすごそうなゲームだったので買って、気がついたら一晩中プレイしていた。すごいゲームだ。
「◯で始まる~~なもの」という朝までそれ正解みたいなお題に2文字で答え、東方Projectの「依神女苑」が気に入りそうなアイテムを貢いでいくゲーム。
ステージごとに貢げる回数や貢げる限界の金額が決まっており、そりゃ「たこ」より「たい」の方が喜ぶが「きん」や「いえ」といったアホみたいに高いものを貢ぐと即ゲームオーバーになるなど、わかりやすいシステムながら意外と必勝法が見つからない奥深さが魅力。
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シンプルな言葉パズル系のゲームだがクリア基準が「女苑が気に入りそうなもの」という恣意的なラインに寄っているワンアイデアがとにかく面白い。
女苑のキャラクター性も「成金でとにかく高い値札がついていると嬉しい」「貧乏生活が長いので食べ物だとなんでも喜び、庶民的なおいしい食べ方を相当知っている」「感性が意外と素朴で、嫌なものは嫌と言い嬉しいものはめちゃくちゃ喜ぶ」「ロマンチストは嫌いだが花は好き」と成金なのに妙に爽やかで魅力的に描かれていて、ついつい喜ばせたくなってしまう。
女苑の人となりを理解するのがクリアへの近道のため、ゲームクリアを目指すだけで女苑の「良さ」を浴びられる造りになっている理想的なキャラゲーと言える。ドラクエ7のマリベルとか好きなら好きになれると思う。
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原作の女苑もこんないい奴だっけ? と悩んでるんだけど、東方キャラとバンデット・キースってだいたいそういうとこあるよな。
何よりこのゲームで一番すごいところは偏執的なまでの作り込み。
お題に対して思いつく返答全てにレスポンスがあり、それらにいちいち女苑が固有のリアクションを返してくれるとんでもないゲームになっている。
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ボタンを押してるだけで楽しいというゲームの本質にキャラクターの可愛さと面白さを武器に殴り込みをかけ、執念で大成功させたとんでもないゲーム。
有名どこだと「逆転裁判」や「ときめきメモリアル」、前に紹介したゲームだと「storyteller」もそうだけど、「クリアのためにキャラクターの内面を理解する必要があるパズルゲーム」はコンパクトなプレイ時間でキャラのことを好きになれるシステムとしてかなり良い答えを出している。登場人物に対するこういうアプローチはゲームならではだよね。
リプレイに対するレスポンスの良さやエンドレスモードによるやり込みの補助など機能面もなかなか充実しており、とにかく遊んでいて楽しい大傑作。これが700円は安い! マストバイ! 今やれ!
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東方知らない人が「ゲームが面白そうだからプレイしたら女苑が可愛くて気に入った」と言っている光景も日常的に目にするようになり、な、なんかすごいことになったぞ……?
このゲームのせいで女苑が急にフランとか咲夜とかなんかそれ級の人気キャラになったらすごいな。でもBad Apple!!が一番有名な東方曲なのにエリーは全然人気ないんだよな。
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