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やったよ『東方剛欲異聞』(記録 2021/12/13)
饕餮で二次創作するための義務感でちょっと触った。
とりあえず霊夢を選んで、初見で饕餮を薙ぎ払うところまで行って、そこまでやって飽きた。
ざっくり言って操作方法のわからないコピー能力で格闘王への道だけを延々とやらされるようなゲーム。壊れてしまった特別なマリコを楽しめるメンタルがある人なら買っていいんじゃない?
全く意味のないダメージの数値化、練習させられるのに一回も使わなかったジャンプアクションによる段差越え、そもそも明らかにボリュームが足りないなど、本当はメトロイドヴァニアを作りたかったのに工数が足りなかった未練がヒシヒシと伝わってくる哀れな作品。
いいところとしてBGMやグラフィックは非常にリッチだったし、霊夢は自機性能がお化けすぎ(ゆっくりした弾が飛んでくるゲームなのにワンボタンで全方位弾消しアタックが打てる)て、ゴリ押しで振り回してボスを破壊する分にはとても楽しかった。
まあ、なんでゴリ押しになるって画面表示の何が何を意味しているのかがめちゃくちゃわかりづらいからだし、自機のスペルが地味だから「うまくしてやった感」を全然得られない造りになってて、どうあがいてもアチョーアタックせざるを得ないってことだけど……。
強い自機でゴリ押ししてやっと楽しいってことは弱い自機を掴まされるとストレスが高いだろうなあと思うし、悪評の大半はそこ由来だと思う。
話を聞くと魔理沙や村紗のようなザコ殲滅・移動に特化した「道中用キャラのでがらし」はめちゃくちゃ割を食ってるらしいし、だろうな……。
これで長々やらされても苦痛なだけだが、人間大のボスを6人しばいたら1ストーリー終わりと2000円のゲームにしては圧倒的にボリュームが足りなく薄味で、フルに遊んでも5時間くらいで終わるだろうなと思わせられるしょんぼりゲーム。これがナンバリングかよ。
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