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2021年5月号 とびきりの季節を前向きに

春夏秋冬亀成園便りの29作目です。三重県松阪市飯高町での自給率の高い暮らしをする小さな自然養鶏農園からの季節レターをお楽しみください。 

【亀成園便りここから】
そろそろ自粛も飽きのムードになってきたのか、田舎に人の入りは増えています。ウイルスとのいたちごっこが本格化しているので気を抜くわけにはいかないのですが、人混みを避けてのリフレッシュは咎められるものではなくなってほしいものです。

今年は藤の花が山を埋めていました。他の木を蔓でつたって、光を求めて咲くので、花がなければ藤があるともわからないような状況でいつの間に育っていたのでしょう。もうほとんど散ってしまいましたが、初夏の藤を眺めてのドライブも気持ちの良いものでした。あちこちの山でバランスよく咲いてくれたらいいですね。
5月の花としてこの辺りでは有名なナンジャモンジャの花も満開になりました。亀成園から歩いて15分ほどの公園に沢山植えられた木なのですが、実は東海三県にしか見られない珍しい木なのだそうです。
こちらも咲かなければあまり目立つこともないなんだか普通の木ですが、今だけ華やかな白が眩しいです。

花巡りばかりしているだけではありませんよ。新茶の季節はできるだけ時間を作って茶畑へ。販売用ではないのでノルマはありませんが、最近お茶作りに興味を持ってくれる人にも出会うようになりました。我流で行ってきたことを説明するのに慌てふためいていますが、丁寧に作ったお茶の時間がその人の安らぎにつながるなら嬉しいことです。
同じ茶葉で製法を変えて、緑茶も紅茶もできることはまだまだ知られておらず、飲み比べが好評でした。お茶作りは時間がかかるので、摘んだその場で気軽に作ることはできませんが、工程の一部を体験してもらえるよう思案の為所です。そういえばお茶の生産地第一位は静岡から鹿児島に移ったそうですね。第三位の三重にもチャンスはあるのかな。

さてさて卵屋の宝物であるヒヨコたちも元気に育っています。朝夕の寒さが心配な今年ですが、たくましく育ってくれることを願っています。本当に可愛い短い期間を大事にしなくてはね。
【亀成園便りここまで】

いつだって大好きな5月の号は、他の号よりうきうきが増します。
新緑にお茶にヒヨコに!そりゃぁ気分は上がりっぱなしですね。

ゲストハウス亀成園ご予約の方と事前にメッセージをやり取りすることもあるのですが、早くもGWに予約を入れてくれる方もいて、一番いい季節にお客様を迎えられる喜びを噛みしめています。
今年のヒヨコがくるのは4月初旬です。
まだまだ可愛くて元気いっぱいのときなので、もふピヨにきゅんきゅんしたい方、計画はお早めにが良さそうです。

ナンジャモンジャの花は年々開花が早くなっていますので、4月中がいいのかな。ある程度の期待をふくらませながらあとは運を天に任せて。今までかき集めてきた大好きな5月よりももっと素敵な5月があることを楽しみにしています。

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