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2019年3月 もうすぐ春分

 春夏秋冬亀成園便りの3作目です。三重県松阪市飯高町での自給率の高い暮らしをする小さな自然養鶏農園からの季節レターをお楽しみください。 

【亀成園便りここから】梅が満開となってのち散り出して、もうこのまま温かい春になりそうなのに霜が降りる日もあり、なかなか気が抜けませんね。2月末から数羽のめんどりが抱卵してくれていますが、無事に誕生の声が聴けるかドキドキして待つ日々です。

 卵好きとして、卵の殻で季節の飾りを作れないか試行錯誤しております。色付けしたり吊るしたりと挑戦したいけれど、とりあえず折り紙で巻いてみてコロンとしたお雛様ができました。隣は娘が椿の花で作った雛飾りです。どちらもすぐに壊れたりあせたりして長持ちはしないけれど、季節の飾りはその年っきりでも十分ではないかと思います。日に新たに年に新たに。なかなか片付けられないのが悩みですけどね。

ダブル黄身の卵

 亀成園の鶏たちはのびのび育っているためか、パックに入りきらない大きな卵がよく出ます。大きすぎてパックに入らないと売り物にならず自家消費になりますが、その中でもとびきり大きいのを割ってみたらころころと黄身が二つ。産み始めの卵では黄身が二つは珍しくないと聞いていましたが、まだお目にかかっていなかったのでびっくりしましたよ。ひとつの卵で不たち分の卵雑炊に十分なたっぷり感でした。

 最近知り合いから何度か続けて、白い卵がTVで紹介されているのを見た、と聞きました。白い卵って亀成園の卵のような、お米を食べている鶏の卵です。混ぜた時に白くなるのがケーキや白いオムレツにと脚光を浴びているそうです。世間の意識は変わるもの。どうあっても変わらずおいしい卵をお届けしていきたいなと改めて思いました。

ー亀成園便り ここまでー

 卵のお人形はお便りで紹介したのはこの時のお雛様だけですが、七夕バージョンやたまご動物も何度か作ってみたことがあります。すっかり遠のいていましたが、また手を動かしてみたくなりました。ちなみに我が家のオムレツはしっかり卵を混ぜ切らずに作るため、マーブル状になっていることが多いです。宝の持ち腐れなのか、それでも美味しいから丸!なのか。卵料理は奥が深いのでこれからもたびたびネタになります。

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