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シトロエンC4 SHINE BlueHDi

新しいシトロエンC4。
この3連休に展示されるということで行ってまいりました代官山。先代の万年課長みたいな地味で冴えないアピアランスから大きく舵を切ってクーペSUVに大変身。立体駐車場に入る高さもうれしい。

プレス発表の写真を見たときはだいぶ戸惑いを感じたものだけれど、実物は昨今の基準からすればコンパクトで腰高な印象は皆無。いかにもシトロエン流の存在感でどのクルマにも似ていないカタチはさすがとしか言いようがない。

室内空間は必要十分。シートはレザー&テップレザーで構成された分厚く適度に柔らかいたっぷりした造り。質感も高い。後席もルーフが下がっているので快適性はどうかな?と心配していたけどそれも杞憂。大人4人が快適に過ごせそう。

短時間ながらまさか試乗ができたのはうれしい誤算。1.5リッターディーゼルを味見させていただいた。
普段乗っているプジョー308SWと同じエンジンだけあって音やフィーリングはほほそのまま。よくできたエンジンであることに変わりはなく、シトロエンの方が若干静かかな?と感じた程度。
ステアリングはいかにもシトロエン流の軽くて浮遊感がある感触。これは好みが分かれるかもしれない (個人的には路面のインフォメーションが感じられるプジョーに軍配)。
自慢の乗り味はタイヤの影響か、コツコツと路面の凹凸を伝えてきて「あれれ?」と拍子抜け。ただし速度が上がったり、使い続けることでフラット感が出てくるかもしれないので判断を急ぐのはやめておこう。もう一回乗って確認しなければ…。

プジョー・シトロエン連合のモデルに乗り慣れているせいか、違和感なく使えるし、なにしろサンルーフが開くのはポイントが高い。空調などの操作系周りがかなり改善されていたのもうれしい。
デジタル化とデザインのイカつさがやたら進む昨今のライバル群の中にあって、適度に人肌を忘れていない雰囲気は選ぶ理由があると思う。
購入候補リスト入り確定だ。

ただ新しいプジョー308SWが登場するまで判断はしてはならない。決めるのはそれからだ。どれだけ値段が上がるか、が心配ポイントなのである。