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『王家に捧ぐ歌』ライブビューイングにて。

名古屋の高島屋のバレンタインイベントって日本でも屈指らしく、何も知らずに紛れ込み、人の多さにビビりまくった滋賀っ子ササメケです。

田舎の人間って人多いだけでビビれるんですよ。

オミクロンが蔓延してなかったら、御園座に行ってたであろう拙者。と勝手に思うのは自由。
心は御園座、結局ライブビュ。それでも見れたことに満足しているので、まぁ良し。

御贔屓様は天華えまさんで、おま。
備忘録やっていきましょう。

総合的感想。

オペラ『アイーダ』より。
ってなもんで、印象としては歌9割。セリフ1割。
ほぼほぼ歌でつないでいく物語。
生で見たら、さぞや号泣もんだったんだろうなと難くない作品。

配役が少なくごちゃってないから、ストーリーもわかりやすい。
一つだけ疑問なのですがウバルドがファラオ殺してから自害した意味がわかりません。逃げられず、殺されるならわかるけど。足掻けよ。

別箱って人数が減る分、1人1人の負担が増えるけれど。
ほかの団員たちもセリフがもらえて、カメラも寄せれるから利点もある。
ただし、今回は歌、歌、歌なので割り振られてるのがセリフでなく歌。たかだかワンフレーズでも上手い、下手がわかるのって恐怖やな。

神官ってなんなんでしょう。
女官選んでるとき、「めっちゃ生臭やん」って思たんですけど。拙者の中でさらに神官がわからなくなりました。もともと知らんけど。

賛否両論の巻き起こった衣装ですが。
エジプト=白、エチオピア=黒っていうのは問題ないですが、エチオピアの3人が出てきたとき『ウエスト・サイド・ストーリー』かな?と思ったり。←見てません。

礼さんの背中の蛇も外せないポイントでも何でもないでしょ。
ポスターよりは全然よかったけど、ポスターもせめてフォントは変えろよって思ってました。
ポスターに関しては『ザ・ジェントル・ライアー ~英国的、紳士と淑女のゲーム~』の瀬央さんのは爆イケで圧勝です。

ちょっとだけついた、フィナーレですが。
なんであんなリゾート感だったんでしょう?アフリカじゃなくて。
感覚的には砂浜の波の音でしたよね。チンプンカンプンでしたが楽しめました。


個人的感想。

御贔屓様のぞく。

ラダメス 礼真琴
圧倒的、大爆唱❗❗❗
基本的に星組公演って礼さん無双なわけですが、期待を裏切らないですよね。
お耳が幸せでございます。演出家の先生問わず、実力でねじ伏せられるのってえげつないです。
最後の一筋の涙がキレイすぎて....本当に生で見たかった。
確かに外部に出たらアイーダ役、出来るよな。

アイーダ 舞空瞳
まさかコーンロウも似合うとは。時代に合わせた芯の強い女性をよく演じていらっしゃいました。
贔屓目一切なく彼女に不満なんて一度もなく今回も無いです。
礼さんの力って強大すぎるけど彼女がそこまで言われるほどかな?って思ってます。それに毎公演の成長率は相当なもんですよ。
スリットの入った衣装がエロくなく、きっちり綺麗に魅せる技術とか細かいなぁ。
フィナーレの娘役率いた時は、シンプルにめっちゃ可愛くて。
デュエットダンスのリフトで礼さんの乱れた髪を直したところがキュン超えてギュン❤になったのは言うまでもありません。
ごちそうさまでした。

アムネリス 有沙 瞳
表、礼真琴無双。
裏、有沙 瞳無双。
美人。綺麗。豪華。演じて良し、歌って良し。
音域も広くこちらも耳が幸せ。ありがとうございます。
これは破線上に載せるべきだと思うのですが、なぜ載らん?
高潔にして品があり圧倒的存在感。
ロミジュリの乳母からエジプトの王女(王)と変幻自在。
1人で舞台に立っても問題無いところが最強の娘2にして相手に恵まれていない彼女の現在地を垣間見た気がします。
でもやっぱり、この作品で彼女がいなきゃ成立しないんでしょう。素晴らしかった❗❗
カテコで礼さんよりも、舞空ちゃんよりもあの豪華さに目を奪われたのは仕方ないよな。

ウバルド 極美慎
舞空アイーダと双子設定って、彼女のビジュアルだからこそなせる業。
相変わらずのスタイルの良さと今回は眼光の鋭さがプラスされました。
歌唱力ね。3人に劣るのは仕方ないでいいのか?あれだけナンバーがあったのに、流石にもうちょっと歌えて欲しい。得手不得手あるだろうけど。公演日数が減ったのが悔やまれる、か。
そもそも男役2番手格だけど、この作品自体男役全体的に辛めを実感してしまったり。

ファラオ 悠真 倫
風格、貫禄、まさに王。そしてやっぱり歌が上手い。
暗殺されちゃったけど、なんと賢明な王様じゃないですか。
こういう役は、やっぱり専科なのかなぁと感心させられました。

アモナスロ 輝咲 玲央
なんだかんだ、おいしいエチオピアの王。鳩、鳩、鳩....こんなビジュアルの武将が『戦国BASARA』でおらんかったか。
狂った時はギャグかと思ったけど正常時はそれなりに王の貫禄があって、流石の上級生。大公閣下にピーターか。そりゃ引き出し多いですよね。

ネセル 天寿 光希
彼女のビジュアルに弱い拙者....。好きなんですよね。美人。かつ生臭。
最初の歌い出しは神々しいなとか思ってたのに、まさかのキャラクターで意外。女官選びは楽しそうで何よりでした。

御贔屓様語り

天華えまさんと演じたケペルを語ります。

噂で聞いてた凱旋ダンスがカッコいいというやつですが。

優勝❗❗❗❗❗

ピンスポで一人踊り出す御贔屓様。

優勝以外何があろうか。いや、無い。

バチクソかっこエエ。よーわからんあの振付が、ダンスの得意な御贔屓様にかかるとあら不思議。抜群にカッコええ。
真正面のお顔も好きやけど、ロミジュリで横顔の美しさに目を奪われ。
今回の凱旋ダンスの初っ端。上向いたあのお顔もエエやんかぁ❤️

そのあとのシーンでデコルテに滝のように流れる汗、汗、汗。
今日も今日とてエレガントに発汗しておりました。御贔屓様の光る汗ってなんであんなに美しいのだろうか....

けっこう歌唱シーンが少なかったけど、その中でも工夫を魅せる御贔屓様。
良き。礼さんに向ける笑顔は演技超えてるね。

ラストのみほファラオを必死でとめる背中。
ええ、背中やねん。せつなさ、やるせなさがたくさん募ったエエ背中ですねん。
同志の皆さまならきっとわかってくれるはず。その背中を抱きしめてあげたい....いや拙者でええのかという妄想。

フィナーレの選抜5人でセンターで踊り歌う御贔屓様。
キラン✨キラン✨✨してた。
そら、生で見たら観劇しすぎて泣くだろうし、双眼鏡は曇って曇ってしかななかっただろうなと思います。

意味不明なリゾートで礼さんが前通った時の、破顔よ。
無邪気❗可愛い❗もっとやりたまえ。

階段1人降りのマント、パッサァ~
けしからん、もっとやりたまえ。

結論、今回の公演の御贔屓様はカッコええ。

ぶっちゃけウバルドさせたって慎くんよりできたけど、実は拙者が見たいのは御贔屓様の娘役だったり。
だって美人だし。
ちょっとアムネリスに期待したけど、みほちゃんおるしねぇ。

最後にもろもろ。

メレルカのキャノンを見れなかったのは、ほぼ御贔屓様見てたから。ゴメンよ。でも柳生の方が絶対おいしかったよ。
個人的にはさりーちゃんも応援してるし素敵だったよ。
エトワールの都ちゃんはワンフレーズの時から上手い娘役さんと思っていたが、あなたエトワールで正解❗しっかり声楽をされている上手さでした。


オペラ知らんけど、アイーダ・ラダメス・アムネリスのトライアングルが肝なのか、たまたま演出がそうなのか。
しかし宝塚の『王家に捧ぐ歌』はこのトライアングルでないといけないのでしょう。

礼さんの最期の挨拶はコロナ渦だけでなく、ロシアとウクライナ情勢のことも含んでるんじゃないかと思いました。

それにしても、礼さんとなこちゃんのライバル関係の作品のラインナップどうにかならんですかね。
だいたいが人の生死も関わるから重いのなんのって。

礼さんの実力を加味して壮大な作品をあてがいたくなるのはわかるけど、エンターテインメントってそれだけじゃないんじゃないかと思うわけです。
こんなご時世だし。

ただただ可愛い、ふわふわプリンセスなこちゃんを見たいと思っているのは拙者だけではないんじゃなかろうか。
だからか、次回の本公演はちょっと期待してる部分があります。


ところで、劇団様。
天華えまさんのバウ主演は?
いつでしょうか。
待っているのですが。
首を長くして待っているのですが。
何卒、何卒、よろしくお願い致しまする。


長々と、ありがとうございました。





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