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酒船石遺跡の観察

飛鳥の亀形水盤の発見が2000年。私が四天王寺亀井水に出合ったのが、2001年。何度か飛鳥を訪れました。亀形水盤は、酒船石と一体の、酒船石遺跡と認識されていますが、両者の関係は謎のままです。私が知りたかったのは、両者の位置的関係です。



写真1*酒船石のある山頂から、亀形水盤を見下ろす。



写真2*同じ撮影位置で振り向いて、酒船石を撮影する。



写真3*酒船石の反対側に回り込み、先程の撮影ラインを確認する。中心の長円の右上に出る変則的な溝が、亀形水盤を指している。



写真4*酒船石の上端の様子。



写真5*亀形水盤の背後の地形。

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酒船石から亀形水盤に向けて水を流すというのは、まずありえない。

両者の関係は、概念的なものだろう。

酒船石の図案が左右対象であるなか、中心の長円から右上に出る溝が異様です。

頭にひらめいたのは、四天王寺の中心伽藍と亀井水の関係です。つまり、亀井水と同じものが、こちらにある、という指示ではないか。


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