見出し画像

大阪の難読地名・立売堀。浪花のイタチの物語

写真は、奇跡的に足元に歩みよってきた、イタチの子。都島中央公園にて。
立売堀の読み方は、いたちぼり、です。

「暑さ寒さも彼岸まで、と関西では申します。あんさん、ヒガン見たことありますか。なんじゃ、いきなり?へえ、ヒガンてネズミをなごうしたようなやつで。なんやイタチみたいやな?」落語天王寺詣りの冒頭。

イタチの子、さらに接近

夜道でイタチを見ることがあります。ひっそりと、元気に暮らしているようで、うれしくなります。

大阪市内のイタチは、大部分が朝鮮イタチだそうです。軍隊が防寒服の襟に使うため、イタチを高値で買い取ってくれた。繁殖用に、朝鮮イタチが大量に輸入された。その子孫たちです。

自作戯曲「海をこえた母さんの話」から、歌。

🍀🍀🍀🍀

でっかいよ

でっかいよ

じめんはでっかいよ

とりわけでかいのが大陸だ

でかいお山を

なん十万個も肩にのせ

大陸は宇宙いちのちからもち

🍀

西の国から吹いてくる

西の風には

西の国の香りがする

何万里何千万里

草原の香り

砂漠の香り

今夜は風もまどろむよ

おねんねしなさいと

お山がうたうもの

🍀

苦しい

船がゆれるせいかしら

つわりなのかしら

のどがからからで

吐くこともできない

山の神様

お山のてっぺんから

この船が見えるかい

あんたの怒りで海が荒れてるんだね

でも船は沈ませないでください

あたいも死んじゃうから

あたい生きていたいんだよ

子供を生んで育てるんだよ

海を静かにさせておくれ

あたいを見守っていておくれ

あんた

あんた


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?