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石切神社の亀信仰と夢観音
亀信仰と登美霊社
石切神社の亀信仰。
亀井水の幾何学的設計が解明されたとき、朝日を映す水鏡として、生駒山地の山頂部、日下(くさか)の地が特別な意味をもつことがわかりました。
そこにあるのが、石切神社。四天王寺に劣らぬ庶民信仰の聖地です。
さっそく、参拝へ。
私は山麓の下社しか知らなかった。
そこに、水神社があり(祭神ミズハノメ、罔象女)その周りを亀の池がとりかこんでいる。狭い池だが、ここに亀を放生する信仰があったという。しかし、四天王寺の亀の池とちがい、狭すぎる。
で、考案されたのが、小さな陶器の亀である。
まず、青い亀は、願い事を小さな紙に書き、亀のお腹に差し込み、専用の池に奉納する。
もうひとつ、ピンクの亀が売られていた。願い事が成就したら、上社に奉納するのだという。
上社を初めて知った。
参道を生駒山の中腹まで、登る、登る❗あった、二ギハヤヒの本殿。そして后のミカシギヤを祀る登美霊社。
その傍らに亀奉納の池。
ミカシギヤの御霊を前に、私は泣いた。推古天皇の尊称、トヨミケカシギヤが、ミカシギヤから頂いたものにまちがいないではないか。
亀井水は、ミカシギヤのもとへ、導いてくれた。
石切神社の宮司さんは、二ギハヤヒとトミの国の歴史を小説に書いておられました。売店で購読。パンフレットも二冊買い、お世話になっている、新潟市の小林昌二先生に、地元郵便局から送る。
トミという偉大な国があった。野蛮人と蔑視されている彼等こそ、この国の王権の起源ではないか。
亀井水の幾何学。そして、推古天皇の尊称。本来の歴史認識は、トミから始まる。
ミカシギヤの前で流した涙は、まことの浄化の証しでした。
夢観音
ヤマトに大隕石の王=ニギハヤヒがやってきて、現地のトミの国のトミヒコとトミヤヒメ=ミカシギヤ、らとともに、ヤマトの国を造り上げる。
そのトミの太陽祭祀の山が生駒です。その信仰を伝える、石切神社。
山麓の下社は、あまりにも有名です。しかし、上社まで登ってくる人はすくない。
ニギハヤヒの本殿、ミカシギヤの登美霊社。ここで私はミカシギヤを知り涙した。亀井水の謎を解く鍵が見つかった。
そして、明治以後の神仏分離の錯誤に挑戦する、あまりに斬新な観音様。
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山にひそむなにものぞ
歴史をねじまげられ
焼き捨てられた記憶
異形なりと吐き捨てられ
チリあくたに砕かれ
いかにねつ造のよろいに閉じられて
しかし山は死なない
いびつとしか見えぬなら
永遠に嘘に生き滅びるがよい
南無観世音大菩薩
すがた定めぬ変化なれば
定めぬままに愛に包め
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石切神社上社夢観音
開堂日は限られています。拝観できなかったので、写真はGoogleより。
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