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サイトピン

昔、スタビライザーのネジはすべて「1/4インチ」でした。ヤマハは国産なのでJIS規格に準じてミリネジを使っていたので、直径「M6ミリ」のネジでした。今の細い方のネジです。
それがカーボンリムやケブラーストリングが登場することで、1980年ごろから、今の「5/16インチ」という仕様が登場します。「M8ミリ」のネジです。理由はセンタースタビライザーのネジが細すぎて、普通に使っていても簡単に折れたのです。

VXT はカーボンクロスが表面に使ってあるので、
カッコいいでしょ。

ところで、リカーブで射っていてサイトのネジが曲がってきたことはありませんか? 突然ではなく、長く使っていて気が付くと弓を倒したこともないのに、曲がっているのです。これは昔と今というより、昔ここのネジは全部「8/32インチ」でした。ところがコンパウンドボウが出てくると、これもショックが大きく曲がってくるということで「10/32インチ」がコンパウンド用として登場しました。しかし、このサイズがリカーブで使われることはありませんでした。そのため、リカーブでもカーボンアローを使うようになると、ここのネジが曲がってくるようになったのです。
そこで考えたのが、これです。写真は Victory VXT のシャフトを使っていますが、ACE の内径もほぼネジにかぶさります。シャフトをカットしたヘタを使うだけで作れます。カッコいいだけでなく。これで曲がってくる心配はありません。ぜひ、試してみてください。

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