プレゼンテーション

みんなフラットになっていく(まよなかめがや#7)

やたら青信号が続いたり
やたら渋滞が進まなかったり
生きているとそういうことがたまに起こる。

今日は職場から歯医者に行くまでの間
信号がずっと青だった。
いつもは大体2つある信号のうち
必ずどちらかは赤になる。

でもきっと人生とはそんなものだ。

「そんなもの」
なんて軽く言ってしまったけれど
言葉の響きほど
さらっともあっさりともしてなくて
ぼてっとしてもったりもしていないのが
人生だなと思う

けれどそう思うこと自体も
そんなものだと思う
(この先は無限ループ)


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高校のとき通っていた塾の先生(当時国立大学4年生)が
「人生はだいたいフラットになるようにできてるんだよ」
と言っていた

それを聞いたぼくは
とても現実主義だなと思ったし
高校生のぼくにとっては
ある意味夢がないなと感じられる言葉だった。

でもあのころからだんだんと
ときを重ねて大人になって
なんとなく意味が分かった。
上がり続けていても
下がり続けていても
どちらも疲れるなということに気づいた。

抽象的な表現だけど
上がり続けるのは思っている以上に
その状態を保つのが難しい
下がり続けてるのは文字通り想像どおり
キツイツライメゲルタスケテ
である。


だからいいも悪いも
フラットになることはきっと適当なのだと思うし
身も心も守られるように
そういう摂理というか仕組みなのかもしれない。


上がっているときはおごらず
下がっているときは上がることを信じて
フラットになることを
頭の片隅に置いて
小さく自分を自分で支えていたい


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