元カノが結婚する話。(恋愛エッセイ#33)
年末、毎年恒例の地元の忘年会に参加した。
いつも集まる地元のメンバーはとても仲がいい。
たとえ集まりに参加できなかったとしても、周りはいやな顔をせず、
久しぶりに会っても、昨日まで一緒にいたみたいに和気あいあいとできる。
そんな地元のコミュニティにぼくが1番長く付き合った人がいる。
いわゆる元カノ。(以下「亜紀」(仮))
先日の忘年会の終盤、亜紀が一言。
『婚約しました!』
まるで申し訳なさそうに最後のデザートを頼むかのように、遠慮深く、
かといってみんなが