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新潟の伝統綿布「亀田縞」

かつては越後の農民たちの過酷なくらしを支える農作業着でした。
「亀田縞」は、江戸時代後期、当時日本最北の木綿栽培地だった新潟県の亀田郷(新潟市南部)で、腰まで泥に浸かる過酷な米作りを支えるために生まれた丈夫で汚れに強く美しい縞柄の綿織物です。

 大正期にかけて全盛期を迎えた亀田縞は、時代の変遷で一度は途絶えましたが、消滅から半世紀を経て、現在も残る2軒の機屋により復活しました。素朴であたたかい風合いと丈夫さに加え、特色である独特の肌ざわりのよさ、現代生活になじむしなやかさを兼ね備えた布として注目されています。

 私たち亀田繊維工業協同組合(以下組合)では、広報紙「亀田の郷の縞だより」などを通して、これから亀田縞と地域のくらしをお伝えしています。

これから少しずつ発信していきますので、日本製天然綿布の快適な肌ざわり、気がねなく使える実用綿布の使い勝手や歴史、現代の活動など興味を見もっていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします!


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