見出し画像

楽しかったSteamゲームの備忘録~サマーセールに向けて~①

6/24からSteamでサマーセールが始まりました。
結構ライブラリのゲームもセールになってたので、楽しかったゲームの備忘録を書いていきます。レビューというよりは面白かったところの備忘録。
ひとまずそれなりにやった5本、良ゲーも変なゲームもごちゃ混ぜです。
見ておもしろそ~と思ったらぜひストアページへどうぞ。


Noita

よわよわ魔女のnoitaちゃんを杖と呪文でつよつよ魔女にして世界の最深部を目指す、高難易度2D横スクロールローグライクアクション。

すべての描写がピクセルでできたドット絵の世界観に一目惚れ。BGMもすこぶる良い。壁やオブジェクトはもちろん炎や水の描写、呪文も1ピクセル単位で物理込みの描画で雰囲気が好みど真ん中。敵もみんなドット絵でよく見たら結構かわいいじゃん。

で、やってみたら死ぬ、すぐ死ぬ、めちゃくちゃ死ぬ。

noitaちゃんは弱い。耐火性がない服を着ているのか、火が燃え移ろうものなら1層目で全然死ぬ。電気にも弱く、水の中で感電すると一瞬で死ぬ。酸にも弱いので2秒くらい触れてると死ぬ。呪文で呼び出した丸ノコが自分に当たって死ぬし、冷たい空気を吸い込んで死ぬし、プロパンのタンクをつついて死ぬし、羊になって死ぬし、うっかり神様を怒らせて死ぬ。死に方は枚挙に暇がない。
で、死んだら最初からやり直しなので、どれだけつよつよの杖を作っても一瞬で全部水泡に帰す。そんな状態で7層分ものステージを進んでいかなければいけないドMゲー
そんなよわよわのnoitaちゃんを、道中で拾う杖やパークでつよつよに仕立て上げて最終ステージまで連れていけた時の感動たるや。
ちなみにこのゲームはクリアするだけならラスボスが一番弱い。

・ドット絵、異国の奇妙な魔法やおとぎ話、やばい世界での冒険が好き
・自分で攻撃のパターンを考えて組むのが好き
・パーマデスを楽しんで死にながら経験値を貯めていくのが好き(ドM)
…という人におすすめ。
私はアクションゲームはへたくそだけどドMなので楽しいです。ガンガン進んでガンガン死ね。
逆に、死んでリセットされるのが続くとストレス溜まって楽しめない人には不向き。

あと、私は下手の横好きなのでクリアするのが精いっぱいでほぼほぼ触れていないけど、アンロック要素がめちゃくちゃある、らしい。確かに寄り道をしてると知らない呪文がマップに隠されていたり、一見何のために使うのかわからないオブジェクトがあったりする。
最初はロックされている故手に入れる難易度は高いですが、5層目のアンロック要素は解放しておくとその後の攻略しやすさが段違いになるのでそこは頑張った方がよいです。
そしてこのゲーム、実はオープンワールドになっていて、ただステージの一番下まで行って終わりの世界ではないのがポイント。それに関連する実績もあるので、ゲーム上手人(うまんちゅ)はいろんなところを巡って世界を旅するのもよいと思います。(私は無理なので動画見て楽しんでます)

すべてドット絵ですが流血描写、嘔吐描写、虫などの多足類、SAN値を削ってくるデザインの敵が出てくるので人によっては気持ち悪いかも。
あと、それなりに動くゲーミングPCでも光が画面いっぱいに広がったりすると動きが止まって落ちるのでご注意。
お値段は定価で2050円、試行錯誤して長く楽しめるのでフルプライスでもコスパ◎、今のサマーセールだと半額の1050円なので、その分でサントラ買うのをおすすめします。

お前が楽しい魔法の組み合わせで死ね!!!


OMORI

怒ったり悲しんだり不安になったりニコニコしたり、主人公たちと一緒に感情を揺さぶりながら少し奇妙な世界を冒険する微ホラーなRPG。

これはね、感情が抑えきれなくておすすめレビュー記事を1本書きました。

言いたいことは全部上の記事にまとめてあるのでそちらからぜひ…
総合して非常におすすめの、じわホラー要素が入ったJ-RPG(主観)です。

ちなみに先日switch版もローンチされまして、追加要素もりもりになっているらしいので、switchがあってめちゃくちゃやりたい!と思ってる人はそっちを買うのが普通に得策だと思います。私も一応買う予定。

しかしそこで始まるサマーセール。
定価1980円が40%オフで1188円。市場最安値。

安いほうがいい、そもそもswitch持ってない、という人は、まさに今こそライブラリに追加するタイミングかも。
そしてライブラリに追加した後はすぐにその奇妙な世界に飛び込んでも良いし、「一生に一回、自分の感情をたくさん使えるタイミング」でじっくりと彼らに対峙するのもまた一興。

大丈夫、きっとうまくいく…


CARRION

凶悪な肉塊ミミズと化して研究所からの脱出を目指す横スクロール風2Dアクションゲーム。

舞台は謎の研究所。主人公である得体のしれない肉塊を操作して人間どもを葬り去りながら進みます。
縦横無尽に動ける機動性を生かしたアクションや、進行度に合わせて行動の選択肢が増える自由な戦略が楽しめ、そして何より人間を脅かす側の快感を味わえる"逆"ホラーゲームとしての完成度が大変高い。
途中で挟まれるストーリーで主人公の記憶も追体験しながら、行く手を阻む研究所の人間やロボットたちを蹴散らし、かいくぐり、食らいつくして脱出を目指しましょう。
あとテーマ上どうしてもグロ描写が多いのでプレイ時はご注意を。ドット風のグラフィックではあるもののミミズ君の見た目はグロいし、人間どもからは血が出ます…。

主人公は最初は何もできずピストルで数回撃たれると体が散逸してしまうよわよわミミズですが、ゲームを進めるにつれてできることが増えていきます。研究所に隠されている強化ユニットを取り込むことで成長し、特殊能力を得たり体を増強したりできるので、それを使ってステージを切り抜けて。強化された能力を使わなければ進めないパズル的なステージもあるけど自分の好きな方法で切り抜けられるステージも多いので、能力が強化されるほど自由に遊べる印象。パズル要素も終盤は能力が揃っているのでサクサク進めます。

ステルスして静かな恐怖を与えても良し、鉄格子を外して人間どもにぶつけても良し、よわよわの人間に寄生して扉を開けさせた後は食べても良し、まだるっこしいことはせずに飛び掛かって頭から貪り食っても良し。
ややネタバレですが、人間に寄生できるようになると兵器に乗って銃をぶっ放すことができるのでそれがめちゃくちゃ楽しいです。

ただマップ機能がないのでめちゃくちゃに迷うことと、ボリューム感だけはややマイナス。あとは上述のグロ描写がちょっと人を選ぶ。

お値段は上述のNoitaと同じ2050円で、ボリュームを考えるとちょっとお高めかなと。私は下手の横好き+めちゃくちゃ途中で迷ったので本編クリア~実績全解除で10時間ちょっとかかりましたが、上手人なら数時間で全部クリアできちゃうかも。
しかし今はサマーセールなので半額の1050円。お安~い!!私は早速フレンドに一つプレゼントしました。

今年の夏は人間の方の背筋を凍らせていけ。


Dounts County

ドーナツを売る地面に空いた穴を操作して町を飲み込むバカほのぼの物理パズルゲー。

アライグマのBKは、褒賞のドローンを手に入れるためにドーナツショップのバイトにいそしむ勤勉なアライグマ。もう少しでドローンが手に入るぞ!と嬉しそうなBKはバイト仲間のミラと一緒に今日もたくさんのドーナツを配達して……6週間後、物語は地底999フィートの深い深い穴の底から始まります。
そうはならんやろ、なっとるやろがい。
町ごと地底深くに飲み込まれてしまったBKとミラ、そして町の住民たち。住民たちが落ちてきた時の記憶は、なぜかどれも直前にBKのショップにドーナツを注文した、というもの。BKの足元にはせっせと働いて手に入れたとおぼしき壊れたドローン。ミラや周囲の質問にやけにそ知らぬふりのBK。
ふむ、これはいったい…?

さて、このゲームはドーナツを配達するという名目で、アライグマがでっけ~穴を客にお届けし、地面にすべてを飲み込んでいくゲームです。オブジェクトを飲み込む度に穴が大きくなり、最終的には建物や山まで落とせるようになります。
ルールも操作方法も至ってシンプルで、ギミックも明快。オブジェクトを飲み込み、ステージを破壊し、さらにはカタパルトを使ってアライグマを射出したりしながら、すべてを地底に飲み込んでいきましょう。
一部ステージにはコミカルだけどちょっとリアルな虫(G)が出てくるので注意。

ストーリーはアライグマのBKが一体なぜ町を穴の底に落としたのか?というところから始まり(単にドローンをゲットするためですが…)自分本位すぎてミラにガチ怒られした後、嫌々みんなをもう一度地上に戻すお手伝いをします。
サブキャラもなかなか強烈いいキャラしていてよき。

のんびりやっても1〜2時間でさっくりできるくらいのボリューム感。定価1320円とボリュームを考えるとフルプライスでは手が出づらいですが、サマーセールでなんと70%オフのようなので買って積んでおくのもアリです。音楽もいい塩梅でゆったりしていて癒されるのでおすすめ。サントラつけても700円ちょいだったので…

ちなみに、アライグマに感情移入した状態でDiscordで画面配信していたところ、身内から
「クソアライグマがよ〜」
「鍋にしてやる」
「人間より汚い」
「バカ」
「タヌキ」

などなど多数のありがたい言葉をいただきました。

アライグマむずかしいことわかんない、ということで後先考えずに街を破壊したくなった時にぜひ。


Cart Racer

ショッピングカートに触った瞬間に命を落とす儚いハゲのおっさんを飛ばしてゴールにぶち込んだら勝ちのゲーム。

これで何一つ間違ったこと言ってないから不思議。
マジのバカゲーなのでライブラリの肥やしかと思いきや競技要素があるらしく、RTAの世界記録は4分ちょいらしい。バカか?
無駄にBGMがよくて腹立つし、微妙に繊細な操作を要求してくるところもムカつく。2面の雪山だけは許す。

定価100円、セールで50円。1本の値段で2本変えてお得。やかましいわ。
未プレイの人はコンビニコーヒーと同じ値段でフレンドを巻き込むことができるし、持ってる人はフレンド2人にばら撒いて同じ感情を味わわせることができる。
私は身内にねずみ講みたいに配られたのでフレンドほぼ全員持ってて送る人がもういません。テロかよ。

でも関節がありえんぐにゃぐにゃのおっさんがカートに乗るの失敗した時ズボンのケツが裂けるのだけは死ぬほどバカバカしくて好きなのでそれだけでおすすめできるんだよな。

まあ適宜おっさんをカートに乗せて走ってください。50円なんで。


ということでひとまずお気に入りのゲーム(と人に送り付けて騒げるバカゲー)の備忘録レビューでした。

ところで私が先ほど送り付けられたゲームはこちらです。

びっくりなんですけど私はロボット系のジャンルに何一つ詳しくない。下はもうノーコメント

いや~Steamサマーセール始まったな。
皆さんもこの機会に気になってるゲームを買ってみたり、好きなゲームを人にプレゼントしてみてはいかがですか?Cats Warを送ってきたフレンドはそれが好きかどうかは甚だ疑問ですけども。

気が向いたら②で普通にサマセでおすすめのゲームの備忘録書きますね。
では。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?