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これから何か教えることをするか迷う人へ

趣味を極めている。
好きなことを続けている。
得意なことがある。

そういう人は、ある一定のレベルを超えると、教えてみようかとなる。
教えて欲しいと言われたりする。

今回は、そういう状況で、迷っているあなたへ贈る内容です。

★お菓子作り

子供の頃から趣味で、いわゆるお菓子作りオタクだった。
高校時代には、時々私がリーダーとなって友達とお菓子を作ることをしていた。それはお金は発生してない。その場で食べて終わり。
大学時代は、定期的にやりたいという知人がいて、材料費プラスαでお金を頂いた。多少お持ち帰りがあった。

その後、お菓子作りを教えるかどうか迷っていた時期があった。
私よりもうまい人はいっぱいいるし、ホテルのケーキや、本格パティスリーのような特殊なことなど、私にもできないものがあるからだ。

30歳手前の頃、クレヨンハウス大阪店で、ケーキおばさんなるものをしていた。
自作のケーキを持っていき、審査でパスした人が、レストランでケーキを作る。
ネーミング通り、基本的に全員主婦で40~60歳位の方ばかりだった。
曜日担当制だったが、週末は主婦が誰も来れないので、主婦でない私が例外的に採用された。

ケーキおばさんの勉強会を兼ねた集まりが、年2回あった。
そこで出会ったTさんは、私のメンターである。
すでに彼女はお菓子教室を主宰していた。
その様子を見学させてもらったことがある。

「教えるなんてな、生徒さんより一歩先にいるだけでええねん。やりたかったらさっさとやりー。すごいレベルになってからと思ってたら、いつまで経ってもできへんで」

彼女は、ケーキのナッペ(生クリームを塗ること)が苦手で、
「はい、ではナッペは私はできないので、〇〇さんにやってもらいまーす」
と生徒さんにやらせる。
「拍手~~、そう、こんな感じでやります」
驚いたことに、その生徒さんはお金をもらうのでなく、払うのである。

自分なりのやり方で良い。

お人柄も素敵なTさんのお菓子教室は、人気でいつも満席だった。

★★勉強

国立大を出たわけではない。
理科は教えられない。
特に物理は怖すぎる。

というコンプレックスを学生時代は抱えていた。
でも今は、(物理を除く)点数アップ請負人としてやっている。
若い時から積み上げてきて良かったなと思う。
どんなキャラの生徒も対応。
保護者との関りも、若いころより楽になった。

今春、中学を卒業したAちゃんが、高校で数学がやばいと戻ってきた。
中間テストでいきなり欠点だったらしい。

高校生を教えるのは少なくて、やっても英語か古典がメイン。
数学は忘れていたりするし、教えた経験が1回位しかない。
その時は、どうしてもおばちゃんに習いたいという変わった案件で受けた(笑)

なので、最初はAちゃんにやんわりお断りした。
他の塾や予備校などを提案してみる。
でも「ねこにゃん先生はどうしてもダメなんですか?」と聞かれ、結局受けることにした。

今のところ何とかなっている。
意外と大丈夫だが、こちらも念のため予習必須となった。
ということは、余分な時給が出ていないことになる。

でも
〇頭の体操
〇ありがたい経験

と思ってやっている。

★★★お箏

先日師匠に、「ねこにゃんさんも誰か教えたら?」と言われた。
師匠を見ていると「滅相もない」と言う感じだ。
というか、お箏を教えたらまた趣味が消える。

※まとめ※

誰かに教えてみたいなと思ったら、即始めるべし。
ただし、自分も教えるためのブラッシュアップが必要である。

教えるときは、完璧でなくても良い。
生徒さんの一歩先にいれば良い。

さぁ、あなたも誰かに何か教えてみませんか?

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【追記】
先日、私のメンターTさんの訃報を受けました。
彼女の言葉がなかったら、お菓子教室はしていなかったかも。
色々思い出しながら、今回の記事を書きました。



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