見出し画像

なんで勉強しなければならないかへの返答(小中学生)

子供たちに教えていると、時として聞かれる質問。

なんでこんな難しい問題やらなきゃならないのー?
こんなこと大人になって役立つことある?

と、聞かれます。
特に、その子にとって難しい問題と向き合う時です。

わからなくもないです。
中3の最後のほうに習う「相似比」は皆嫌いです。
普段の生活で使わないでしょー?
実は私は、お菓子作りをするので、このサイズのお菓子をこの小さい型で作るには・・・?容量計算になるので、比例が必要となります。
「お菓子作んないよ~」って答えもありましたが。

相似は、大阪府公立高校の入試問題にも、出題されることが多い単元です。
だから、必ずやっておかないといけません。
相似以外にも、二次方程式の解の公式も日常生活には要らないかも。
そんなことを考えて、どんどんやる気がなくなります。

あと、歴史だって知らなくても生きていけます。
そんなこと言ったら、ほとんどのものがあてはまりますよね。
電気回路も、「もう家電はスイッチ押すだけだし、故障したら電気屋さんに頼むから」
確かに・・・

以前、ある子供がお母さんに、
「私だって嫌でも仕事行ってるんだから、あんたたちも嫌でも勉強しないといけない」
と言われたとのこと。

お母さん相当お仕事ストレスなのねー、と思いながら聞いていました。

私は常に、
「小中学校は義務教育だから、日本の文部科学省が決めた
『これ位わかってないとダメですよ~』
ってことを勉強するんやで」と答えています。
それが、即実生活に役に立つとか、今後必ず必要とは限りません。
でも、その時期(小中学生の時期)に、
★それくらい考える力、
★それくらい覚える力

をつけましょうってことだと思うのです。

 もちろん、実際子供たちは学校の授業ではついて行ってないので、辛いですよね。
「だから、ここで一緒に頑張ろっ!」と言うと、やれやれーと言う表情をしますが、なんとかやる気を取り戻してくれます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?