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$iron が死んだ理由を技術的観点から解説する。アフィブログなんか読むぐらいならコレを読め。

 これを読んでも筆者には1円たりとも入らないので、気軽に読んでください。技術的な事のみ解説します。

アフィブロガーの書いた内容空っぽのIKHY氏をディスるだけの奴読んで満足してる人はそれはそれで幸せだと思います。

1. iron破綻の原因

 いろいろ考えましたが、頂いたご意見や情報など精査する上で、以下の要因が全てであると断定しました。

・redeemする際に、参照する $titan の価格が10分平均である事

  redeemの機能を数式で書きます。

iron = USDC + titan

この時のUSDCとtitanの割合は、Effective Collateral Ratio ECRによって決定します。これが事件当時は75%程でした。

さてここで問題なのが、このredeem,mintする時のtitanの参照価格です。

 titanの参照価格はフラッシュローン対策で10分平均でした。

この機能が今回、悪さをしました。これがどういうことかというと。

図4

 下落中にredeemした場合

図2

  ご覧の通り、本来 $1排出されるはずのredeemで1ドル排出されず、0.9ドルしか排出されていません。そして、問題が次。

下落中にmintした場合

図3

結局1ドル以下でironが作れて、それ以上でironを売れる構造が穴となりました。

 結果、アービトラージが機能しなくなりました。そして、このループが無限に続き、titanは死に、ironの売り圧は加速し、ironは終焉を迎えました。

2.土下座

 今回の件、私も事後になって、欠陥に気づきました。先のnoteで気づいておけば、しっかりと注意喚起できたはずです。この点については、大変申し訳なく思っています。



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