見出し画像

2023年の成果

【以下は個人的なメモです】

今年は、個人的に弁護士としての私なりの「絶頂」の年だったと思います。

理由の一つは、以下の三つの裁判で東京高裁で一審をひっくり返し全面勝訴ということを成し遂げたからです(控訴の認容率は2割程度とされています)。

・有田芳生vs.山口敬之(レイピスト)
・石橋学vs.佐久間吾一(川崎のレイシスト)
・高橋健太郎vs.上念司(全国区のレイシスト)

また、以下の二つの裁判で勝訴し、川崎をレイシストから守りました。
・三浦知人vs.レイシスト(一審勝訴、控訴審判決待ち)
・神原元vs.レイシスト(勝訴確定)

以上は被告事件ばかりですが、以下の事件で反レイシズムの賠償判決をとりました。

・安田菜津紀vs.レイシスト(一審勝訴、控訴審判決待ち)
・崔江以子vs.レイシスト(確定)

特に後者は「国に帰れ」という典型的なヘイトスピーチを解消法の定義を用いて民事上も違法化したものであり、ヘイトスピーチ反対運動において極めて貴重な判決になったと信じます。

沖縄差別の関係でも勝訴判決が確定しています。

・大袈裟太郎vs.産経新聞
・石嶺香織vs.産経新聞

さらに以下のフェミニズム系の事件で勝訴又は勝利的和解をしています。
・のりこえねっとvs.暇空茜(勝訴確定)
・オープンレターvs.呉座勇一(勝利和解)
・石川優実vs.青識亜論(一審勝訴)

こうしてみると、気づけば今年は私の弁護士としての絶頂であり、二度とこんなことはないだろうと思っています。

何より歳のせいか身体があちこち痛く、早く後進に反レイシズム運動を譲りたいのですが、「反レイシズムの弁護士」という枠組みは未だ成立しておらず、絶頂を過ぎた私が痛い身体を引きずってもう少しだけ頑張るというのが来年なのかなとも思っています。

皆さま、来年もよろしくお願い致します。

初出2023年12月31日Facebook

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?