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粘土について

窯は、基本地面を盛り上げるのではなく、削って傾斜のある坂を作ります。
地面を掘り下げた時、本当に運良くそのまま器が作れるぐらい粘りのある粘土が大量の炭化した木屑と共に出てきました。
良質の白い粘土が出てきた時、水が腐ってドブ臭いような匂いがあたり一面にしました。粘土の生成過程を考える上で、大変興味深い体験でした。
陶芸の世界では近頃分業化が進み、粘土はネットや通販で簡単に買う事ができます。
私もその恩恵を最大限活かしますが、自分が使う粘土は自分で作るという基本的なことを大切にしたいと思います。
昔から焼き物のことを一焼、二土、三細工(いちやき、につち、さんさいく)といわれ、器を作る技術よりも焼きと土の方が大事だと言い伝えられてきました。
窯づくりと共に土のことを深く考える良いきっかけになっています。           by Daisuke

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