あーとかうーしか言えない1|感想
ストーリー
話すの苦手。言うこと聞かない。でも天才!
漫画雑誌で編集者をしているタナカカツミは、
持ち込みにきた少女・戸田セーコの担当につく。
あまり言葉を発さない戸田とのコミュニケーションに苦しむタナカだったが、
戸田の漫画の才能に多くの人が惹き込まれていく!!!
1人の天才が漫画業界に殴り込む!!!
ここが漫画の現場最前線!!!!
感想
今思ったことや感動したことを言語化するのが大変な気持ち非常によくわかるなと思いつつも、ゆっくりと考えた場合、絵と文章を組み合わせて作品を手がける漫画って本当に人の心を揺さぶるなと思った。いわゆるどのような作風かは書かれているが、作品の詳細までは明記されておらず、コマ数の関係で省いた印象が残ってますね。ただ、あまり長く書いても脱線してしまって戻すのが大変なので、バランスは取れてたと思います。2巻買おうかな。ネットで見たら完結してるっぽいし。多分戸田ちゃんだと成人向けでなくても描けたと思う。
最近では編集者にスポットを当てた作品は多くなってきたけど、エロ漫画編集にスポットを当てた作品というのはレアじゃなかろうか。エロ漫画雑誌だからこそのって内容はそこまで強くなかったが、真摯に編集者としてのありかたと、新人編集者の成長を描いたお話だった。「好きな人が書く漫画が好き」っていうのは編集者として満点の答えだと思う。どんなに作品が好きでも、その向こう側にいる“作者”を好きになれなきゃ、編集者は頑張れない。
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