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勝負にこだわるな、芸を磨け_藤沢秀行

1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書より~

碁にはその人の個性、考え方、人生経験が表れますが、碁は感性の発露、まさに芸に他なりません。だからこそ、碁は命を込めるに値するのですね。勝負は結果にしかすぎません。第一義はいい碁を打つこと。つまり自分が生きてきたすべてを三百六十一路の盤上に表現するものだと私は思っています。そのためには、芸を磨く以外にはありません。芸を懸命に磨く。そうすれば自然に勝てるようになる。

◆経歴

1925年、横浜生まれ。日本棋院・元棋士。囲碁九段、名誉棋聖。王座、名人、天元などのタイトルを次々と獲得。囲碁界最高のタイトル棋聖を六連覇し、66歳の時タイトル獲得最高齢で王座に返り咲く。華麗な棋風で昭和を代表する棋士の1人。
盤上での活躍の一方、盤外では酒、ギャンブル、借金、女性関係など破天荒な生活でも有名であった。癌の手術以前はアルコール依存症の禁断症状と戦いながらの対局を重ねていた。こうした「最後の無頼派」とでも称すべき藤沢の人柄を愛する者は多く、政財界に多くの支持者を抱えるほか、日中韓の若手棋士からも非常に尊敬されている。(Wikipediaより)

◆感想

いまだに何もわからない
強烈な努力

藤沢氏が残した言葉です。

どんなにタイトルを取ってもわからないことのほうが多いという謙虚な気持ちを持ち、相手に勝る勉強や努力を怠らない。
目先の勝負ではなく、自分の芸を磨くために脇目もふらずに精進することが大切だということを学びました。
私達Kamakura Kazokuにとっての「芸」とは

・ご家族をつなぐファシリテーション力
・必要に応じて適切な専門家にお繋ぎし、一緒に問題解決をすすめる力

です。碁と同じように、ひとつとして同じ道筋はありません。日々勉強、努力を積み重ねてまいりたいと思います。


(冒頭写真:映画「無頼の遺言 棋士・藤沢秀行と妻モト」より引用)

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