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図書館への質問トップ7!

皆さんお久しぶりです。鎌倉市図書館です。

図書館司書の仕事には、「レファレンス」というものがあります。
要は調べ物のお手伝い。

「庭にいたこの青虫、何の幼虫?」
「箱根の火山活動について簡単に書いてある本ない?」
「にんじんのグラッセの作り方が知りたい」
「ケツァールっていう鳥の写真が見たいんだけど」

そんなあれやこれやのご質問に役立つ資料をご紹介するのがレファレンスというお仕事です。

で、全国の図書館が日々様々な質問を受ける中で「繰り返し聞かれる」「記録しておいたら役に立ちそう」という質問を集めているのが「レファレンス協同データベース」という国立国会図書館が運営しているサイト。

鎌倉の図書館も350件くらい登録してるんですけど、その中で、昨年度アクセス数トップ7をここで発表しようと思います。あなたの疑問も解決するかも?!

ではいきましょう!

第7位!ばばん!
「鎌倉の地名の由来は何か」2,680アクセス! 
シンプルですがいざ聞かれるとよくわからない「鎌倉」の地名の由来。こんなにたくさん説があるんですよ。皆さんはどの説が一番可能性が高いと思います?

 第6位!ばばん!
木曽義仲きそよしなかの息子、志水冠者しみずのかんじゃ義高の母は誰か。巴御前ともえごぜんであると書いてある本と、そうでないとする本と両方ある」2,884アクセス!

これはもう大河ドラマの影響以外考えられないんですけど、巴御前に関わる質問が急上昇です。

第5位!ばばん!
「ヨ-ロッパでペストが大流行したときの死者数は? 人口の3分の1とか3分の2とか聞いた気がするが」4,085アクセス!
 
コロナウイルス感染症の影響でしょうか。じわじわアクセス数を伸ばしてついにトップ5入り!そもそも国勢調査とかやってるわけじゃないんで、過去の正確な人口ってわかんないんですよねえ…。

第4位!ばばん!
「鎌倉と源氏、八幡宮と源氏がどうしてつながったのか」4,197アクセス!
よく聞かれます。んで、こんな風な回答になるんですけど、わかるようなわからんような、納得できるような、納得できないような(笑)。

第3位!ばばん!
「鎌倉の現在の小町通りは、なぜ「こまちどおり」という名前がついたのか」7,000アクセス!
これも良く聞かれるんですよ。テレビ局とかからもよく質問されます。「小野小町が鎌倉に来たんですよね?!」って言われたこともあるんですけど、残念ながら?小野小町は関係ございません(笑)。

 さあ第2位!じゃかじゃ~~ん!!
「竜の指の数の意味を知りたい。日本と中国で違うのか?」
1桁違う12,412アクセス!

皆さん竜の指の数なんて考えたことあります?よく珠とか握ってますよねえ。そういえば来年は辰年なので、年賀状の竜の指の数とか見ると楽しいかもしれません。令和の日本の竜は果たして指何本なのか?

第1位!じゃかじゃかじゃ~~~ん!
「河童が人間の尻の穴から抜くという「尻子玉」とは何か」
68,939アクセス!

なんでしょうこの尻子玉の人気(笑)。レファレンス協同データベースに登録して1年余りでぶっちぎり、笑っちゃうくらいのアクセス数です。みんな尻子玉に興味津々なのね。はっきりした答えには今のところたどり着けていないのですが、回答は以下のような感じ。今の子は河童が尻子玉を取るなんて知っているのかなあ?

 そんなこんなで鎌倉市図書館の昨年度のレファレンス事例アクセス数トップ7でした。
(鎌倉市図書館が公開しているレファレンス事例をご紹介しましたが、何でもかんでも公開しているわけではありません。くりかえし聞かれる質問、記録しておいたら役に立ちそうな質問の中で、質問者が特定されないなど、一定の条件を満たしたものだけを公開しております。そのあたりは、ご心配なくお願いします。。。)

みなさんの疑問解決のお手伝い。いつでも図書館へお気軽にお尋ねくださいね。メールでも受け付けていますよ。(市外にお住まいの方は、鎌倉に関する質問のみを受け付けています)
鎌倉市図書館ホームページ>調べる>レファレンス申込 へどうぞ。