【鎌倉殿通信・第10回】頼朝の腹心・安達盛長
今回は、源頼朝を陰に日向に支えた、安達盛長に注目します。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも、頼朝や義時を温かく見守る姿が印象的ですね。
安達盛長(1135~1200)は、藤九郎とも称し、頼朝を流人時代から支えていました。おそらく、頼朝の乳母である比企尼の娘・丹後内侍の婿となった縁から、比企尼の意向のもと、頼朝の身の回りの世話にあたっていたと考えられます。出自は三河国宝飯郡小野田荘(今の愛知県豊橋市賀茂町)を本拠とする小野田氏の庶流(分家)の可能性がありますが、諸説あり明らかで