【鎌倉殿通信・第11回】「鎌倉ノ本体ノ武士」 梶原景時
13人の中に、鎌倉を本拠地とした武士がいることをご存じですか。その人物こそ、鎌倉の地名「梶原」を名字とする梶原景時です。景時は桓武平氏の一流・鎌倉党を出自とする武士で、鎌倉の梶原を本拠としました。深沢地区には、鎌倉党の祖・鎌倉権五郎景正を祭る御霊神社や、景時の墓と伝わる五輪塔があり、梶原氏ゆかりの地であることを今に伝えています。
源頼朝が挙兵すると、同じ鎌倉党で平家方の大庭景親軍につきますが、石橋山の合戦で頼朝の危急を救い、以後頼朝の信頼を得て活躍します。治承・寿永の乱の際