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簡単で強固な輪っかを作りたい時


 皆さんこんばんは、M1と申します。
大人になってから覚えた本格的なターザンごっこ

木登り遊びを仕事にしております。

世の中には数えきれないほどの産業や職種がありますが、
産業別死亡率が第一位の職種、それが空師こと、ツリークライマーです。

日本でもアメリカでもEU諸国でも堂々の第一位に輝いております。

クレーン車が入らない場所でロープ一本で樹木に登り、ノコギリやチェーンソーで切断し、地上にある障害物に切断した枝や幹を落として当てない様にロープワークで確実に下ろしていく。

体力よりも判断力、感覚が求められるので言葉では簡単に言い表せないような業務をしております。

ビルや鉄塔などの強固な人工物とは違い、樹木の場合は表面の木肌の状態で判断できず、中がスカスカになって枯れている場合もあります。

報酬というお金を戴いてゾクッとするスリルを味わえる、
一度で2度おいしい仕事ですね!

わたし個人的には楽しくて仕方がないんですが、雨だったら『今日は危険だからと中止』とかって現場監督さんに言われると残念で仕方がありません。

危険かどうかの判断をするのは樹木に登らない君じゃなくて俺!

最近は経験の浅い素人の現場責任者が多くて困ります、
だから全て自分の判断で一人で登ります。

命のかかる判断や決定権は全て自分一人だけなのです。

だから道具の使い方は徹底的に勉強し、
何度も何度も繰り返して自分の技術力を向上させました。

自信過剰とは意味が違う、
自分の技術に自信が持てなかったらいざという時にダメになるからです。

ダメになるっていうのはつまり自分自身が転落、落下するって事ですね、
やはりそれだけは避けたい。だからロープワーク、ロープの結び方一つについても徹底的にいろんなシーンで試しています。

そんな中で、コレ一番良いと思う結び方がこのダブルドラゴンノットです。

ロープの端に輪っかを作りたい時ってありますよね?

もやい結びとか漁師結びとか、ロープの結び方はいろいろあるんですけど、
ちょっと荷物を引っ掛けて結びたい時にはこの結び方はめちゃめちゃ楽

ロープをS字型にして端をくるくると2回巻いて、できた輪っかをもう一つの輪っかに通すだけ。

これで完全に解けない、では早速実践してみましょう。

手元にロープをご用意してください。

ロープが無ければ玄関に行って靴紐の紐をほどいて画面の前に帰って来て下
さいね。では早速やってみましょう。

ロープをS字型、もしくはZ型に置きます。続きは写真に従って同じようにくるくる巻いてみましょう。

               下から上に

                くるっ

               くるくるっ

くるくるくるっ

   くるくる巻いた場所の左右に輪っかが一つづつできましたね、


    一つの輪をもう一つの輪の中にグイグイ入れちゃいます

         こんな感じにグイグイ入れましたかぁ?

        通した輪をキュッと引っ張って完成

結び目の形状を確認してみて下さい

これで完全に解けない、これで完全に解けない、これで完全に解けない

大切な事なのでもう一度、これで完全に解けない結び方です!!!

ダブルドラゴンノットって名前は、
ツルッツルの蛇が絡まって取れない状況からそう名付けられたらしいと
アメリカのツリークライマー・アーボリストがYoutubeで言ってた。

簡単で強固な輪っかを作りたい時にはコレはお勧め

ちなみにこのロープの破断係数は2200Kg、

この輪っかで車をけん引したり持ち上げる事なんかも余裕なんです。

価格は1メートルで約1000円ほどします。

ん?何ですって、マジで靴紐でやっちゃったんですか!?

残念、もうほどけないですw

今年のゴールデンウィークからこっそりnoteを再開しております。『昔の名前で呼ばないで!』という事でお願い致しますね。とりあえず元気に生きていますのでご安心ください♪ noteを始めたのは今から遡る事10年前、そう、あの時は私もいろいろありまして、すまん、140文字以内では語りつ