友人からの電話
最短ルートが最適かは分からない
先日友人から喜びの電話が届きました。
彼はここ4、5年でも親しく お世話になっている 友人で、個人でコンサル業や セミナー業を行っています。
◆彼の姿勢
その彼が今一番のめり込んでいるのが テニスです。
学生時代に数年 やって以来 数十年ぶりに 初めてからのめり込んでいるようです。
彼はセミナーやコンサルタントの中で、ノウハウではなく、「なぜ」という問いにこだわっています。
どうするのかではなく、 まず なぜやるのか。
そして ノウハウではないので 基礎的なところをとても大切にしています。
その教えは古今東西 関わらず、普遍的な根本的な教えに属していると思います。
そして私が彼を好ましく思っている最大の魅力は、不完全さです。
セミナー業やコンサル業をしている人を見ると、先生が多いように思うのです。
教える側と教わる側 その二極が必ずあるように思えます。
しかし彼は知らないことは知らないとはっきり言え、そこから教えを請うことができます。
常に学び続け磨き続けます。
そしてその経験やノウハウは惜しみなく 語られます。
そんな彼なのですが、
テニスとしても メキメキ 自分の信念を持って成長し続けているそうです。
そして彼はダブルス 専門で半年ほど前に B ランクにチームとして上がったそうです。
ここら辺は私は詳しくはないので違っていたらすみません。
話は初めに戻り その友人から電話がかかってきました。
それは今まで 15敗1勝していたシングルスの猛者とシングルス練習試合を行い、6対2と6対1で快勝したそうです。
野球で言えば 2回連続 ゴールド待ちしたようなものだということを言っていました。
嬉しそうに話す彼の話を聞きながら、嬉しい面と驚きと誇らしい思いが混在しました。
そこで勝ったた秘訣を聞いたのですが、
シングルとダブルスでは高める技術が違う そうです。
それはそうですよね、ダブルスは前衛後衛に分かれるので、前衛はときわのボレー 中心だったり、後裔は長井市屋での空間把握 などが必要になります。
当然 練習をする際に力を入れるポイントが変わってくるわけです。
必要なものを伸ばし 不要なものは削っていく。
それはひどく 当然のように思います。
しかし彼はその 削るということをせずに全てを丁寧に、よりよくなるように工夫しながら練習をしてきたそうです。
彼のすごいところは 反復練習をしているようで常に工夫し向上させていくところにあると思います。
上で知らないことは知らないといい教えを請うことができる。
と書きましたが それは今まで これだと思って一生懸命やってきたものが、間違っていたり、もっと良いものがあれば、今までやってきたものを脇において新しいことを試すことができるのです。
だからこそ常に磨き続けることができるというわけです。
一度 磨いた武器を脇に置いておけるって本当に簡単なことではないと思います。
◆天才の諸行
僕は今回の話を聞いて改めて 神の領域のことをしているなと思ったわけです。
これは古今東西 共通のことと言えるかもしれませんが、天才がすることはよく似ていると思うのです。
例えば 大谷翔平選手が二刀流を貫こうとした時、どちらかに専念しないと潰れてしまうと いう専門家は多くいたと思います。
ですが 今の輝かしい成績は両方を研ぎ澄ませ たからこそのものではないかと思うのです、
ピッチャーをやる上では バッティングの何かを削らなきゃいけないし、
バッターをやる上では ピッチングの何かを削らなければならない。
この両方を削らずに磨いてきたからこその 今の大谷翔平選手があるのではないかと思うのです。
これは今私が学び始めている、自然栽培や自然農にも 共通のことが言えるように思っています。
今まで成長のために必要だと思っていた 肥料。
不要だ邪魔だと思っていた雑草や 虫。
それらの肥料が 実はより良い作物を作るための妨げになっていたり、
雑草や虫が本当は 畑を良くするために必要だったということが分かってきています。
◆いろんなところにアナロジー
これはいろんなことに 派生していく話 だと思います。
今 子育て では 褒めて伸ばすというような考え方が一般的だと思いますが、形だけで褒めて成長するのでしょうか?
今不登校の子供がものすごい 増えているという話は、誰しも聞いたことがあると思いますし、読解力が低下しているという話もよく聞きます。
これらが どういった関係があるのかは分かりませんが、全てを効率化し必要なものだけを取り入れ分からないものは排除していく。
いわゆる タイパ コスパと呼ばれるものは 本当は 長い
時間をかければフォーマンスが逆転していくものも多いのだと思います。
タイパ コスパを優先し「なぜ」ということを考えず 「どうやったら」「何をしたら」ばかりやっていると結局は解決のIssueが出てこないのだと思います。
そんな世の中に増えてきている合理的な流れと、物事をメリットデメリットだけで自分の視座で考えることを続けるのは長い目で見るとメリットが少ないのではないかと思います。
◆誇れる私でありたい
今回 友人の話を通して、改めて 基礎的なことを積み上げていくことが大切で、の基礎も基礎の基礎がわかれば常に工夫していくことが大切だということがよくわかりました。
これからも彼は常に目標を修正して進み続けると思います。
そんな彼がとても誇らしく思います。
彼からも誇らしいと言われる私で荒れるように、努力していきたいと思います。
◆まとめ
合理性が 本当の意味で 合理的な結果になるかどうかは分かりません。
同じように最短で進む道が本当に最速なのか それも分かりません。
ですがひとつ 今のご時世に出てることは、人として基本的なところの 積み重ねが徐々にかけていっているのかな と思います。
はいという素直な心
ありがとうという感謝の心
ごめんなさいと言う 反省の心
こんな私でもと言う 謙虚な心
私でよければという 法師の心
生きてることにありがたいなと思える明るい心
理屈をつけずに純粋に思えるほど 自分に身につている人は自分を磨き続けることができると思います。
お付き合いいただきありがとうございました。
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