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具体に対して具体はダメ。

根本原因を考えない 癖

こんにちは。

昨日は東洋医学と西洋医学の比較について書かせていただきましたが、今日は西洋医学に傾倒している現代日本人の状況からアナロジーをして深めていきたいと思います。

西洋医学のイメージ

大いに偏見も含まれるかもしれませんが、西洋医学はいってしまえば、具体的なものに具体的に対応するというイメージが強くあります。

風邪をひいたら咳、鼻水、頭痛、熱を薬で抑え、肝臓の数値が悪くなったら数値を変えるために薬を飲む。血圧が上がったら薬で下げる。

何か症状が出ていたとしても、「数値的には異常がないので、様子を見てまた来てください」という感じで、原因が何にあるかではなく、結果をどうするかを見ているように思います。

読まれている方はいかがお考えですか?

ただ、この具体的な問題に対して具体的に対応していくというのが、様々なところで常態化しているのが問題ではないかと思います。

カウンセリングの例

私が学んだカウンセリングの手法の中で、ダイエットしたいと言う人にはダイエット方法を教えてはいけないという基本的な考え方があります。

これはどういうことかというと、以前少し触れましたが、話の流れはこうです。

ダイエットをしたい人は「なぜ」ダイエットがしたいのか?それは可愛い服を着たいから。

では「なぜ」可愛い服を着たいのか?それは周りの人に可愛いと思われたいから。

では「なぜ」周りの人に可愛いと思われたいのか?それは周りの人に認められたいから。

では「なぜ」周りの人に認められたいのか?それは周りの人に認められることで自信を持てると思うから。

この流れで行くと、ダイエットをしたい理由は「自信を持ちたい」ということになります。

ということは、自信が持てればダイエットはする必要がなくなります。問題はダイエットをすることではなかったわけです。

この解決すべき問題のことを「イシュー」と言います。本来解決すべき問題はこのイシューなのです。

具体に対して具体ばかり考えてしまう癖

例えば、噛み合わせが悪くて顎が齒痛い人がいるとします。その人が歯医者に行って、靴を勧められたらどう思うでしょうか?

「いやいや、痛いのは歯なんだから、噛み合わせが悪いところを削ってよ!」と思うでしょう。

でも、実際にすすめられた靴を履いてみたら、齒の痛みがなくなったという実際の話があります。

問題が起こっている場所と問題を起こす原因は別の場所にあることはよくあります。

具体的な問題に対してそれに対する対応策しか考えることをしない環境では、対応策しか考えることができないような癖がついてしまっていると思います。

そして、このような物事を推察するという癖もつきにくいのではないかと思います。

まとめ

具体に対して具体では解決しない。普段からアナロジーをして考えの幅を広げましょう。

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