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愛おしい彼岸花

自分のボランティアの看板のある敷地は彼岸花の球根が植っていた。
この街に住んで18年、その時期に彼岸花がここにあったようななかったような、、そんな認識で日々を暮らしていた。
しかし今年は全く違う。この5月からどっぷりこの辺りの草刈りにはまり、彼岸花の生態も知らなかったので、草刈りで彼岸花の葉でも刈っててはいけないと調べてみたら、彼岸花は彼岸前に茎が急にニョロニョロでて咲くそうだ。
ちょうど業者が9月初旬に敷地内を草刈りしてくれたので彼岸までに芽吹いてくるだろうから触らない方がいいかな、と全くノーマークだった。
パッと見、お花がチラホラしか見えなかったので、やっぱり何も肥料もあげてないし咲かないものかな、と勝手に思っていた。
一昨日はこの敷地に沿う遊歩道の土手側の草を踏み踏み、トコトコ遊びに夢中ですっかり彼岸花の事を忘れていた。
今日思いつき、彼岸花がどんなをみに行ったら、土からニョロニョロたくさん芽ぶいているのを発見した。彼岸花の芽初めてみた。
これから咲くんだ‼︎
見上げたら草も3週間で膝丈辺りに伸びている。せっかくの花が隠れてしまうじゃないか‼︎
これはいかん。と芽を踏んでも行けないし、だけと草ボーボーよりはいいはずだ。と、遠慮しながら芽吹く準備中の彼岸花の敷地に足を踏み入れた。

成長に時差があるようで花まで咲いたもの、芽吹いたもの、全く大丈夫そうな所。足の踏み場を考えながら芽や茎を傷めないよう、鎌ひとつで行うしかない冥利に尽きる草刈りを始めた。

彼岸花だけを残しての草刈り。
今年はいい勉強になった。芽吹いてからの草刈りは気を使う。3週間の草の成長も甘く見ていた。
この敷地は意外に広い、まだまだボーボーだ。
彼岸花ちゃん達の晴れ舞台、気づいてあげれなくてごめんねという想いと、球根の自然の営みに改めて感謝しながら、慌てて鎌ひとつで、草刈っていこう。

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