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自分を追い込んで、逃げ回った

昔から周りの人に「空気読めない」と言われてきた、それ以上嫌われたくないから、自分の感情を抑えて、なにがあってニコニコな顔でみんなに接するようにした。

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最初母は私たちを連れって、台湾に戻ったと時、わたしと妹を養うために、寝る時間まで削って、たくさん働いた。

私たちの面倒を見れなかった、親戚に迷惑をかけたくないから、私たちを保母さんのところに預けられた。

保母さんは日本語あまりしゃべれなかったから、意思疎通なところが多かった。言葉で通じないと感じたせいか、叱られたり、体罰をされたり、たまに暗いトイレに入れられた。

最初は暗いトイレのなかで、怖かったけど、でも怒っている保母さんの方が怖いから、知らないうちに暗いトイレが自分にとっての逃げ場になった。

母に会える時間本当に少なかった、ある日、母と他の親戚と銭湯いくチャンスがあった、私と妹の体中のアザに気づいて、体罰を受けられていたことをやっと信じてくれた。

詳しく覚えてないが、すぐに保母さんとの契約を取り消したそうだ。

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母は周りで唯一日本語がわかる人だったから、母と喋りたかった。でも、母は相変わらず忙しい、少ないプライベートの時間でやはり休みたいから、しつこく構って欲しいわたしにイラとすることが多かった、また叱られたり、体罰を受けるようになった。

空気を読めないから、すぐ人を怒らせてしまう。

知らないうちに、家にいるのが怖くなった、学校が私の逃げ場になった

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幼稚園で最初は頑張って「一緒に遊ぼう」と色んな人に声をかけてみたけど、言葉の壁があるから、相手にしてくれなかった、いつのまに人に声をかけるのも怖くなった。

小学校でやっとみんなと会話できるようなレベルになっても、みんなの喋るスピードに追いつけなかった。自信がどんどんなくなったのは、多分たくさん無視されてきたから。

自分は空気のような存在だと思い始めた。

幸い、字は読めるようになった、本は逃げないし待ってくれる、ゆっくりと「会話」ができた、図書館が私の逃げ場になった。

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学校が休みの時、外で遊びなさいとよく言われた。

その時は妹との趣味が合わなかったから、いつも妹と公園に着いたら解散で感じだった。

公園のバスケ場で最初は誰も知らなくて、チームアップすることもできなかった、フリーのゴールリングでひたすらシューティングをしていた。ある日、「チームアップしない?」と声かけられて、そこから世界が変わった。

バスケ場が「満席」になった時、喧嘩にならないよいに、トーナメント制だった。みんなやはり長くプレイしたいから、強い人とチームアップしたくなる。地道におシューティングをたくさん練習したから、声をかけてくれたかもしれない。

少しづつ腕を磨いて、仲間も少しづつ増えてきた。そこでは中国語がわからなくても、バスケのルールがわかれば一緒に遊べる。

台湾でバスケは結構盛んでいるから、校庭には大体バスケ場がある。

公園で同じ学校の人もいたから、学校でもバスケのチームアップに誘ってくるようになった。10分の休憩でもバスケをしたいと思う人たくさんいたから、そこでまた友達が増えた。

休憩時間は「図書館」より、「バスケ場」にいる時間が長くなった。

学校での逃げ場が必要なくなった。

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強くなったら、友達も多くなると思っていた、知らないうちに、学校で姉貴的な存在になった。

一回、教室でクラスメイトに胸を触られた、相手のヘラヘラした顔を見て、初めて自分のための怒りという感情が湧いてきて、初めて自分の何かを守ろうとした、初めて人を殴ってしまった。

もちろん、最後先生に叱られた、触った相手も悪いけど、自分の方が強いから、手を出したら自衛じゃねくて、暴力になってしまう、被害者の立場から加害者になる。体罰をたくさんされてきたから、暴力を振る舞うような人になりたくない、その「初めて」は全部「最後」になった。

暴力だけではなく、怒るとは嫌われるし、問題を解決できないし、怒りという感情を消そうと思った、心の中で火花が現れたらすぐ消すようなくせになった、世の中でわたしの怒った顔を読み取れるの多分妹だけ。

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感情を抑えるようになったから、悩みもたくさんあった、友達に面倒くさいと思われたくないから、母に相談することが多かった。「何を言いたいないのがわからない」と怒られてしまうことが多い、「人に相談をする」ことが怖くなってきた。

本当に、何回もチャレンジした、本音を言える人を探すため、でも自分の感情をうまく整理できていないから、結局何も解決できなかった。

悩みがあるのは自分が悪いからと思い込んでしまって、悪いことをしたら体罰を受けないといけないとその時思ったから、痛みや死ぬ恐怖から悩みを忘れることができたから、自傷行為が逃げ場になった。

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中学校の時、チャットルームに出会えた。みんなは匿名でワイワイ喋っている、そこで悩みを吐いたら、誰かしら拾ってくれる。やっと、本音を言える友達ができた、自傷行為も少なくなった、チャットルームが逃げ場になった

そのチャットルームで今まで押さえ込んできた自分がやっと、解放されたから、本当に最高だった。たまに管理人主催のオフ会がある、長くいたから、誘われるようになった。でも、匿名じゃないと本音が言えない自分に気づいた。

ニコニコする仮面を取れなくなったことに気づいた。

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今の時代でSNSとリアルライフが重なる部分がどんどん大きくなって、逃げ場じゃなくなった。相変わらず、抑えてきた感情をどう処理すればいいのがわからない。いろんな飲み会に参加して、人と一緒にいると考えなくなるからと思った、飲み会が逃げ場だった

悪い人に嫌な思いさせられたことが何回があったから、飲み会に行くのも怖くなって、どんどん心を開けられなくなった。

相手のことを大事で思ってしまうと、本音が言えなくなることに気づいた。
みんなのこと大事だと思っているから、誰にも言えなくなった。

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自分が好きなことをするときはすごく楽しい、でも自分が押さえ込んできた感情のはけ口はないのは変わらない、匿名でいられるSNSがどんどん少なくなっていく。

逃げ場がなくなったから、もう逃げない。

自分は空気みたいな存在だと思っているから、

人に迷惑をかけない程度で、
わがままに生きていきたい。

最後まで読んでいただいてありがとうございます、またよろしくお願いします


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