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ニッキー北風

悪夢の話

最近、悪夢を見ることが多い。

今朝も、僕がベビーシッターを任されていた双子の子どもが野猿に食い殺されるという悪趣味なシーンを上映していた。最悪。

肉を割く音や耳をつんざく悲鳴がドア越しに聞こえてくる…という小癪な演出を行なっていたのも腹が立つ。撮影予算が足りなかったのかな。

ゴア描写を避けつつ、音だけで何が起きているのかを否応なく理解させてくるこの手腕。誰だ、俺の夢の現場にB級ホラー監督を連れてきたのは。

リミッターの外れた叫び声も生理的に不愉快だったし、断末魔の直後、ドアの向こうから沈黙が広がったとき「ようやく終わってくれた…」と安堵してしまう僕が描かれるなど、嫌らしい心理描写まで実に巧みだった。

僕の想像力以上の描写力を伴わないでほしい。



限定音源の話

「elu」というネットショップ的なところで、戯れに友人のみくのしんと限定音源を販売しました。

思いがけない数の人々に買っていただいております。皆々様本当にありがとうございます。本当に驚いています。二人ともビビってます。

ありがたいことに「在庫数残りわずか」と表示されていますが、絶対売り切れることはありませんし、万が一売り切れたとしても再出品なども全然やりますので無理のない範囲でお買い求めください。

収録時点では、売値をいくらにするか決めておらず、
かまど「100円でいいだろ」
みくのしん「いや、200円にしよう」
と100円vs200円で侃侃諤諤の論を交わしていたのに、いざ出品する際になって、仕様上、設定できる最低価格が500円だったと気づきました。

500円て。その覚悟はなかった。

この「elu」は頑張ればzip形式で出品することもできるので、おまけデータでも同梱しようかと思いましたが、zipデータだとスマホで開くのがすこぶる面倒になるので一旦控えました。

ライターになる前の話や不動産屋に激怒してる話、みくのしんをタネに賭博しようとした話など、クローズドな場ということで油断した話をしていますが、500円は結構なお値段なので、ご購入いただく際は本当にご無理なさらずにお願いします。

最初は「毎週やろうずwww」とか話してましたが、そんなの本当に恐ろしいので更新頻度については検討します。怖いよ。

重ねての御礼になりますが、ご購入いただいたみなさま、本当にありがとうございました。



ロボットポンコッツの話

限定音源の話の直後で恐縮だけど、少し前から何かグッズめいたものが作れないかと色々試行錯誤している。

そのために絵を描いたりもしているけど、いろんなものが追いつかずかれこれ数ヶ月はペンタブとCtrl+Zを往復するだけになっている。

そんな中、「何かメカニックなデザインの参考になる資料とかないかな〜」と思案していたところ、「そういえば!」と思い当たるものがあり、昨晩子供の頃に読んでいた漫画を購入した。


コミックボンボンで連載されていた漫画「ロボットポンコッツ」だ! 懐かし〜!

98年に発売されたゲームボーイソフト「ロボットポンコッツ」のコミカライズ版で、当時めちゃくちゃハマっていた漫画だ。


作者のタモリはタル先生は独自の進化を遂げた人体の描写で有名だけど(少年誌で出す絵柄か?)、それとはまた別に「メカの描き方」がめちゃくちゃカッコよくて大好き。

世間的にメカデザインの最高峰といえば鳥山明先生…のイメージだと思うけど、僕の中のタモリはタル先生は(メカのカッコ良さを教わった原体験であるという意味づけもあって)鳥山明先生を超える存在である。


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引用元:新装版 ロボットポンコッツ グレイテスト編(下) (コミッククリエイトコミック)

かっこよすぎ

原作となるゲームもやっていたので、タモリはタル先生のメカデザインがどれだけブーストをかけているかが手にとるようにわかる(↑はゲームには出ないキャラだけど)。

ガンダムとか宇宙戦艦ヤマトとかエヴァンゲリオンとか。人には「メカのカッコ良さを食らう瞬間」が人生に一度訪れる。僕にとってのそれがロボットポンコッツだ。

メリハリの効いたボンキュッボンのメカデザインがセクシーで、生理的に気持ちがいい。


懐かしいな〜と読み返していると、僕が思う「漫画の気持ちよさ」も随所に描かれていて、メカデザインもさることながら「漫画の原体験」もここにあったんだなと気付かされる。


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引用元:新装版 ロボットポンコッツ グレイテスト編(下) (コミッククリエイトコミック)

こういう目の光の表現とか。

高速で動く光がフィルムに焼き付いたようになる表現ってこの漫画が初体験だった気がする。

他にも、ゴテゴテ過装飾のロボットがギャグシーンでは簡略化された等身で描かれていたり、図体もデカく鈍重なはずの機体がスピード感を持って躍動していたり。

漫画が持つ自由で爽快な表現力を教えてくれるという意味では、少年誌にこそ掲載されるべき作品だった(女体の描き方には賛否もあるだろうけど)。

この「ロボットポンコッツ」という漫画自体は、「原作のゲームをやっていた方が面白いだろうな〜」という意味で万人にオススメできるものではないかもしれないが、「ロボット漫画」としての価値は十分にあると思う。

久しぶりに読み返したけど、めっちゃくちゃ気持ちよかった。


終わりに

食いてぇ〜。

みくのしんカレーは下準備に手間がかかるけど、いざ作り出すと意外と楽にできる。

だから、ミックスシーフードとか冷凍品とかでズルしちゃいがちなんだけど、やっぱみくのしんが作るものとは雲泥の差ができるんだよな。

オイスターソースや砕いたアーモンドを足すことで多少ごまかせることに気付いてからは、うちでも頻繁に作るようになったけど、それでもエビ・イカにしっかり手間をかけたみくのしんカレーには足元にも及ばない。みくのしんママに感謝。

そして、みくのしんカレーをご存知の方がいたら、明日公開されるオモコロブロスの記事をぜひご覧ください。


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ほしいな。

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