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8年で第一章を閉幕し、第二章を開幕することを誓います

まず、今日でnoteを連続で書くということをやめます。
そして今日は6月27日ということで、UUUMの創業記念日になり、過去にも色んなnoteを書いてます。



過去2回を読み返すとライターさんに手伝ってもらったものもあるので、これを超えることができるのか?と一瞬不安になりましたが、そもそも超える超えないではなく、好きなことを書くのがnoteなのでと納得しました。

ちなみに昨日で839日連続ということで、よく書きましたね。

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最後だからってうだうだ書いてると読みにくいのでパートは分けました。



noteを毎日書かないという選択

まずは改めて。
どんなものも何かをやめる瞬間というのは非常に後ろ髪をひかれるもので。でも時間が足りないからとかではないし、ある程度書いたと自分でも納得はできているし、一生書かないということではないし、そして、やめることより、新しいものを始めるという意識のほうが先にきてるのが現状だといま素直に思ってます。

そうは言っても、SNSともまた違う、文章を書くということをスタートさせてくれた、続けることをさせてくれた、次のスタートに導いてくれたnoteには感謝です。



8年目のUUUMが終わったこと

6月27日が創立記念日。だから5月決算ということで先月末で8期が終わりました。自分で創った会社が8年間、無事なのか健康なのか、順風満帆なのか会社としての表現、そして現状を考えると一言では表せないですが、本当にいろんなことを体験させて頂いてます。マネジメントから営業、モノづくりからプラットフォーム作り、世の中との対話、上場企業であること、新型コロナとの向き合い方、そしてチャレンジを辞めないということ。

たぶん、エキサイティングな毎日とかチープな言葉では表現できないほどの8年を過ごしてきました。

ここらへんは少し個別にもこのあと書いていきますね。



マネジメントの楽しさとその裏にあるところ

ヒトが好き、コンテンツが好き、そんなぼくからするとYouTuberと呼ばれるインフルエンサーと向き合えるこの仕事は天職だと今もハッキリ言えると思います。だから、ちょうど1年前の6月にクリエイターが退会を語る動画が連続で出たとき、それに対してぼくは「寂しい」という表現に尽きる気持ちでした。

この気持ちは素直に今も変わってないところにあると思います。ですが、その裏側にあるものをあえて考えると、ヒトをマネジメントしながら、それを売上なりの数字で表現をするところのバランスは非常に難しい、これも本音です。

このバランスを少しでも間違えると大変なことになるし、それは一度決めたらということではなく、環境なり感情なりあらゆるモノに左右される、そんな綱渡りのものでもあるのかもしれません。



不安定なもの、不確実なものだから爆発するパワーがある

そういったマネジメントの難しさだけ語ったらただのネガティブだし、ネガティブなことを言いたいわけではないので、補足します。

YouTuber、クリエイター、インフルエンサーといろんな名前で表現される集団、彼ら彼女らはどこにも属さない(芸人でもモデルでも俳優でもない)、そんなポジションだから輝くことができる。用意されたレールの上は決して歩いたことがない、だから爆発力と表現できるパワーを持っている。これも間違いない事実です。

色んな言葉や行動が、結果的に誰かに不快な思いや迷惑をかけることもある、それをやって良しとは、もちろんぼくも思いません。
ただ、同時にそれだけ繊細な不安定なところに居る、社会がまだ認めてくれない、受け入れてくれない、そんな状況もきっとまだある、だからぼくはこれからもこの集団をサポートしていきたい、そんなことを思ってます。



慣れてしまった感覚

きっとUUUMが上場したことで、インフルエンサーと呼ばれる人たちの社会的地位を上げることに1ミリくらいは貢献できたと思っています。そして、従来メディアにも登場するようになったり、社会情勢の影響もあってネットサービスや動画配信にスポットが当たったり。いまやYouTuberという存在は、当たり前になっています。

ここまでは非常に良いことと思っていますが、一方で本当にそれでいいのか?と日々考えてもいます。UUUMの社長としてなのか、いち個人としての考えなのかはハッキリしないけど。
これはきっと「個人がメディアになる」と言い続けた日々から、実際に「個人」はメディアになりかけてる、そしていまや、従来メディアに取り上げられてるという現実。そこから想定しうることを考えての自問自答なんじゃないかなと。



メディアとコンテンツとその先にあるビジネス

メディアの話になったので、その延長上のことも書きたいと思います。
個人がメディアになると言い続けた日々から今日に至るまでに、色んなビジネスモデルにも出会えたと思います。
メディアであれば、個人発信からグループ・チーム、テレビ(地上波)からネットへという昇華の仕方。
コンテンツであればUGCからPGC、その先には映画であり、4K配信であり、ビジネスモデルであれば無料から有料という基本的な考え方。

それに地域性も加わって、国内、中国、グローバルなど。
正直大体わかったと思います。(「見えた」とかいうと生意気そうなので「わかった」としました)

この中で何を選んでいくのか?それは一般的に企業として?それとも個人として?というのも価値観かなと。



BTSとグローバル、韓国コンテンツの考え方

エンタメ領域において、ここの文脈には触れておかないといけないと思います。
かつて日本国内の男性アイドルたちはたくさん歌を歌ってましたが、いまではバラエティ番組で見ることが多いですよね。
一方で韓国発のBTSは気がつけば日本を飛び越えて最初からアメリカに行ってしまい、ビルボード・チャートで1位を獲得し、グラミー賞を逃したニュースが日本で流れるという状況。

これは果たして日本として良いことなのか??
誰かこの状況を打破しようと考えてるヒトはいるのか。乗っかろうではなくて打破というニュアンスで。

ヒュンダイやサムスンのように最初から外を意識した考え方と、色んなものを食べて大きくなった肥えた日本という国があったとしたら、その先に今度は日本が食べられるのでは?と。

ぼくたちはエンタメという領域にいる限り、つねにいろんなことを考えないといけないなと。



ベンチャーやサービスの戦い方の変化

8年間の中で最も感じたことの1つは戦い方の変化だったといっても過言ではないと思っています。
旧来であれば新しくサービスを出す時には、当初マネタイズは気にしない、ユーザーが溜まったあとにマネタイズプランを導入する、そんな戦い方でした。
今は違います。最初からてっぺん目指して最短で、そして良いものは早期マネタイズに成功する。ローマは一日にして成らずなんてことはなくて、あっという間にその瞬間は出来上がる。そんな世界に変化しつつあるんじゃないかと。

結果、あらゆるモノの中での格差が生まれる、その中でうまく立ち回れるヒトだけが成功するという社会にもなったんだなと。



初心に戻りビジネスという物売りな考え方

「個人がメディアになる」「個人経済圏」など、いまのビジネスや環境があくまでインフルエンサーに起因してるので「個人」にフォーカスしていますが、基本に戻ると「商い」という意味では「何を売ってるのか」ということを考えるのが最近です。

YouTubeで広告費を得ることや、実際に再生されてAdSense(広告費)を得ることはどこに該当するんだ?ってのは置いといてですが。

形として存在するもの、それも高価なものを売る、というのは良いことだと思いますが、一方で無形なものも売る、それも高価なほうが良い(保険とか)というのもぼくの中ではビジネスの基本であり、営業が重要になる領域だと思っています。

人気者と呼ばれる人たちも、信頼好感度といった無形なものを提供してるのかもしれませんね。



生きにくい世の中になっていく

昔はよかったなんてぼくは今後も言わないと思ってます。
でもネットが普及した結果の利便性と多様性のその先に幸せがあるのか、というのはいつもnoteでも書いてましたけど、良くないほうが加速してる気がしてます。

もちろんYouTubeやいろんなネットのサービスがあるからこそ、次から次に新しいスターが生まれるというのも事実ですが、一方で意見によって社会が分断されやすくなってるし、そして利便性が当たり前になると、それまであった、不便だからこそ良かったモノ、コトを忘れがちになる。結果慣れるということは感動をひとつずつ失うことに繋がってるとも思います。

答えがひとつではない多様性ある社会をどう捉えるかは「正解は自分で考えなさい」って言われることが、困るのか嬉しいのか、にもよりますかね。



鎌田個人としての価値観

ここまで、文脈として繋がってないと思われそうなことを書いてきましたが、ぼくの中では1本の線になってます。
8年間の中で感じたこと、どちらかというとUUUMや個人というよりは、もう少し広い環境的なことに言及してることが多いと思いますが、こういう環境と自分の考えを常に突き合わせて答えを選んできました。

コロナがきて、さらに価値観は変わり、8年前の自分が今の価値観を聞いたらびっくりするのかなとも考えましたが、たぶん「理想に近づいてるだけだ」と8年前のぼくは言うと思います。

ニートから起業したばかりのまだ何もない8年前の自分は夢だけを見ていた、そして起業から上場直後までの自分は夢と現実のギャップを感じた、そして今の自分はそれ(現実)をふまえて、さらに夢を見れるようになった。

こんなところでしょうか。



UUUMのいままでとこれから

少し前に「G1メディアアワード」を受賞したときにも書きましたが、本当に8年間、8期を終えて、ここまでがUUUMとしての第一章だったんだなって思ってます。

少しかもしれませんが、個人がメディアになったと言える状況にもできた、そこからの個人経済圏の可能性を感じた。

そしてエンタメという領域においてのビジネスモデルの理解からコンテンツの可能性とアッパー想定も肌感でわかった。

ぼくという個人がニートから社長になり、そしていまの自分に(きっと)昇華できたという機会を頂き、たくさんの仲間、支えてくれる人、そしてこんなぼくに関わってくれる方々との出会い、数え切れない体験だったと思ってます。

こんな感じに少し過去にふれることができて、振り返ってみようって日がこの6月27日であり、再スタートする日でもあるなと。


ということで、いままでを受け入れて、さらに進化して、どこまでも引き続きチャレンジする第二章をこれから始めたいと思います。
(詳しくはまた後日)




noteは今後も書くのか?

書きますよ。普通に。毎日投稿が終わるだけです。
ペースは下がるのは間違いなしです。ただツイートするより自分の意思をしっかりと文字で表現できる(駄文ですが)、そんなnoteが好きですし、読んで頂けてることも嬉しいです。

もしかしたら、漫画だけのnoteになってるかもですが。書きたい時にただ書きます。

そして一応集計してみました。書いた文字数です。
2019年(3/11-12/31):545,629 文字
2020年(1/1-12/31) :739,997 文字
2021年(1/1-6/26)  :329,676 文字
総文字数:1,615,302 文字
1日平均:1,922 文字
総投稿数:840 日

よく書きましたね。それではまたー!




最後に。
読んで頂きありがとうございます。
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