20240204「登山」(#6)

1月28日(日)
2024年も1ヶ月が経ち、12月のクレジットカードの引き落としを見てゾクッとしました。
忘年会しすぎだろ。
どれだけ忘れたかったんだよ2023年。
自分への怒りは楽天ポイントに変わりました。

さて、この日は名古屋にいました。
というのも前日に名古屋NSCとの合同ライブにお呼ばれしたからです。
ありがたいですね。非常に。常に非ず。
舞台の経験はもちろん、「仕事のついでにね!ね!!」
という超ハイパービッグドデカ免罪符のおかげで、のびのびと名古屋メシを楽しめるからです。
なのでこの日は、俗に言う後乗りです。
前?後?どっち?普通は前乗りがオススメだぞ!
(前後確認安全おじさん)

名古屋には何度か行った事はあったのですが、天むすや手羽先、味仙(中華料理屋さん)などの王道名古屋メシを初めてちゃんと食べました。
とても美味しくて、「なんで今まで教えてくれなかったのよ!」と思わずトビナガ君に電話しました。
手羽先でテカテカの指をも気にすることなく。

実は彼、高校の友だちで名古屋の大学生なので年一ぐらいで会いに行っていました。
ただ、毎回毎回行く店が同じでした。
名古屋メシは空想上のモノかと思うほどに。
その店こそが「喫茶マウンテン」です。
喫茶マウンテンはメニューが300種類以上あり、チャレンジングなメニュー名とその料理の量で客を挑発してくるファンキーなお店です。
(豊富なボキャブラリーで言葉を選びました。はい。)
ちなみに、僕とトビナガ君は喫茶マウンテンに行くことを「登山」と呼んでいます。

という事で、今回もなんだかんだ気づいたら「登山」をしていました。結局かい。
一年半ぶりの登山でテンションは上がってます。

しるこスパ、シャンピニオンとヘレス、秀吉丼、厚化粧
(上から時計回りに)

はい。ちゃんと全部メニュー名が変ですね。
口入れるものに普段付かない言葉のパレードです。
メニューにも写真が無く文字だけなので、何が出てくるのか少年の冒険心を揺さぶってきます。
Boys be ambitious! (少年よパスタをすすれ!)
今回も初めて食べるメニューに挑戦しました。
参考までに、パスタのシャンピニオンにはセットドリンクの「ヘレス」か「庭」を付けられます。
庭!?怖いよ!得体がしれないよ!
茶と水以外の漢字一文字飲み物は喉を通らないよ!

もちろんどの料理も美味しかったです。
登らないと見えない景色があります。
これが登山の醍醐味です。
というか、あんこ味です。

ただし気の緩みは登山では危険です。
突然、急激に「食う気」が薄くなってきました。
高山病です。
そこに厚化粧の大量のホイップクリームとあんこの糖分が襲い掛かってきました。
「ダメだ。眠い。口が動かない。」
「しかし危ない。ここで寝たら終わりだ。」
「頑張るんだ俺。」
「手を伸ばして、あんこの塊を掴むんだ。」
「……うわーっ!!!」(崩れた小豆に飲み込まれる)

冬の登山はとても危険です。
大量のホイップクリームにより、目の前の視界が真っ白で見えなくなってしまいました。
ホワイトアウトです。
「このままでは危険だ。無念だが引き返そう。」
我々は遭難したのです。初めてです。
(テイクアウトしました、、、)


今回の登山では明確な反省点がありました。
それは、普段は慎重にメニューを頼んでいたのに、慣れから大胆に一気に頼んでしまっていたのです。
しかも普段は3人で登山するのに、今回は2人で。

これは完全なる慢心です。驕り高ぶりです。
もう人生の教訓です。
「慣れは大敵。慣れてきてる時こそ、初心を忘れずに、いつも以上に注意すべき。」
「あんこを甘くみるな。甘すぎる。」

一年間のNSC生活も終わりに近づき、慣れからの気の緩みが出がちの時期ゆえに、より一層自分に言い聞かせました。

「しるこスパと厚化粧はもう一緒や。」
今週はこの辺で。
(1555文字)自己ベスト更新

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