訪問看護ステーションビジネスをフランチャイズにしなかった理由!

訪問看護ステーションビジネスをフランチャイズにしなかった理由

インキュベクス上村です。

私はこれまでケアーズと言うブランド名称で、訪問看護ステーションの立ち上げ支援をおおよそ1000拠点進めて参りました。

◆フランチャイズではない方法。

私のやり方は事業目標をゴールセットした上で、契約期間を定めます。(その期間は、およそ1年から2年です)

その上で必要と思われる措置を講じていく。わかりやすく言えば、目標が達成したあとは卒業と言う選択をしていただくと言うやり方なんです。

◆訪問看護ビジネスの特性。
訪問看護ステーションがその地域で指名されるかどうかは、管理者の姿勢にかかっていると言っても過言ではありません。

ただ、看護師免許を持っていると言うスタッフを配置したとしても、月当たりの新規利用者増加は、わずか数名程度にとどまることでしょう。

◆訪問看護ステーションビジネスは稼働率を上げることによって成長する

訪問看護ステーションは人件費を下げてビジネスを加速させると言うビジネスではありません。

経験値の高いできれば、訪問看護ステーション経験のあるスタッフを配置した上で、地域から信頼を得た上で月当たり10名、15名の新規利用者を獲得した上で推進するビジネスモデルなのです。

◆看護師に経営を任せるのは間違えでしょう。

私は1つの訪問ステーションの上にあたり、看護師、事業部門長と言う小さな会社で言う経営者のような役割。

さらにはウェブ担当者、事務請求を担当する人間、総務経理を担当する人間、もちろん数百名単位までの請求業務を処理できる人間で配置が必要なのです。

私から見ると、訪問看護ステーションを管理者だけの配置で成長を考えると言うのは、到底不可能な事実です。

◆余裕を持った訪問看護ステーション経営には少なくとも2500万円は必要となるでしょう。

私が訪問看護ステーションを1つ立ち上げに用意する。予算はおおよそ3000万円です。

一般的には、看護師さんの入れ替えが激しいと言われてますので、出来る限り入れ替わりが発生しないようスキルプレイヤーを高額で採用するということを行っています。

そのそのあって、私たちが経営する訪問看護ステーションのスタッフの入れ替えはさほどでもありません。

ちなみに、管理者報酬は800万円から、1000万円を用意します。高いと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、地域に目差しドクターやケアマネジャー、その他病院の関係者との関係を築くにあたっては、相当な経験値とコミニケーションスキルが求められるのです。

◆フランチャイズに入っても安心ではない。

2024年になり、フランチャイズショーあたりをのぞいてみると、【訪問看護のフランチャイズ】であるとか、【介護のフランチャイズ】などもたくさんありますよね。

今日は私が訪問看護や訪問介護をフランチャイズ形式にしなかった理由を簡単にご紹介申し上げます。

【訪問看護と言うビジネス自体は極めてシンプルなので、1年から2年もすると、本部よりもその地域の課題や具体的な解決策についてはスキルが上がります】

訪問看護と言うビジネス自体は極めてシンプルなので、1年から2年もすると、本部よりもその地域の課題や具体的な解決策についてはスキルが上がります。

言い方を変えると、1年から2年の実績値を持つとビジネスを直接行っている立場が、本部のコンサルタントよりも様々な業務に対して詳しくなるのです。

そのような未来が待ち受けているのにもかかわらず、契約書で3年5年と言う長きにわたり関係性を縛り付ける必要があるでしょうか?

私にはその価値があると思わないのです。

◆医療・介護看護ビジネスに参入する経営者の心構えとして。

訪問看護ステーションを複数拠点、さらには介護施設の経営、
顧問診療クリニック(バックオフィスを担当)を担当する私から医療介護看護ビジネスに参入する方にアドバイスがあるとすればこんなことでしょうか。

①医療介護看護ビジネスは2040年5年で急速に成長し続けるビジネスです。

本業を上回るパフォーマンスを上げることでしょう。それだけに片手では崩壊することが目に見えています。

お願いしたいのは、まずはバックオフィスの充実です。

医療人員に経営を丸投げした会社に成功は無いのです。早ければ年経たずに撤退することでしょう。

◆医療介護グループとしての実績

最後に私の実績をご紹介いたします。

ドクターの在籍は4名
ナースの在籍は約20名
PTの在籍は約20名
介護士の在籍は約10名
事務スタッフは20名
ケアマネ事務所3名(2024年予測)

合計80名ほどの医療者を束ねるグループです。

私たちがサポートするお客様の数は約1000名ほどでしょうか?。
あくまでも横浜に特化した活動です。

◆どこまでの成長目指すのか?

介護医療等の分野は地域目指すビジネスです。言い方を変えるとスタートしたら、やめることのできない社会貢献性の高いサービスモデルなのです。

最後に、横浜市内でダントツの人員を擁する事業所の人員配置をご紹介いたします。

ドクター約30名
ナース 約300名
ケアマネスタッフ約550名

以上、あくまで一例ですが、介護医療ビジネスに参入すると言う事はこのようなガリバーと一致をするような市場であると言うことです。

経営経験のある方資金に余裕のある方でない限りは、この市場で戦い続けるのは不可能であると断言できます。

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