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サルワールカミーズ

日本からかなり荷物を持ってきたので、一切インドで新しいモノを増やしたくないのだけれど、どんなに薄手でも日本の洋服ではインドの雨季の暑さと湿気に太刀打ちできない。というか、インドで買ったクルティでも少し厚みがあると暑くて仕方ない。インド人でも今どきのデリーの若者は着てないような、オバチャン達が着用しているペラッペラの生地のサルワールカミーズでないと無理だ! とつくづく思った。オシャレな若者はジーンズやら厚手のTシャツやら着ててホント凄い。

ということで、アムリトサル滞在中に सब से हल्का, पतला, सस्ता वाला दिखाओ (いちばん軽くて薄くて安いやつ見せて) とお願いして布地を買った。「薄地」と「安価」は両立するのかどうかは分からない。

ペラペラ。

アムリトサルで「布地のバザールに10ルピーで連れてくよ」というたいへん危険なオートリクシャに乗ったところ、1,2分走って近所の布屋で降ろされた。バザール…? だいたい観光客ボッタクリコミッション稼ぎドライバー御用達のセリフだけれども、本当にお店を探しているときにはけっこう便利なシステム。

アムリトサルは「フルカリ」という刺繍が伝統的で有名らしく、いろいろと勧められる。
バッサバサと大量に見せてもらい、4、5枚位の布地やらショールやら選んで値段を聞くと6000ルピーくらいだったかな。完全予算オーバーなので、ごめんねーと言って帰り支度をするところから交渉開始。

FIXED PRICE 800Rsの値札を黄金寺院近辺で見かけていたので、その辺りを目標にしていたけど、結局2着分の布地で1790ルピー。(1500ルピー以降は小銭を動員したので最後の10ルピーは諦められた)今思えば、ショール1枚位おまけしてもらえばよかった。
後で別の店で似たような布地をもう1着分、750ルピーで購入。ナンピン買いですね。

デリーに戻ってから仕立て依頼。今どきはオンラインで発注したり採寸に呼びつけたりできるようだけど、原始的な方法で。布地屋さんに行って、「近所にテイラーある?」と聞くと、だいたい教えてもらえるし、場所が離れていれば下働きの若者が連れて行ってくれる。

いまだに住まいの近辺で良い感じのマーケット、バザールが見当たらないので、INAマーケットで2着、パハールガンジで1着頼んでみた。それぞれ、マダムが経営している様子の店。

採寸はお任せだけれど確認事項は、
・フィッティング→ルース(ゆるめ)、フィット(ぴったり)、タイト(ぴちぴち)のいずれか
・カミーズの丈、スリットの深さ
・袖の長さ
・襟ぐりの深さとデザイン(ラウンドネックか、とか)。前後それぞれ。
・サルワールのデザイン(フツーのダボダボのにした)
・腰の位置
・その他デザイン追加は応相談

いちばんフツーのデザインでお願いしたので、1着の仕立て代はINAマーケットが450ルピー、パハールガンジが400ルピー。仕上がりは3日後。

物凄く急な階段の2階

それぞれ思った通りのオバチャンスーツが出来上がって大満足。INAマーケットは採寸時にマダムがおらず、青年が恐る恐るやってたのでちょっと採寸が甘かったかも。
日本人のあまりの足の短さ、凹凸のなさが信じられないのか、採寸通りに仕立ててもらえないこともよくあるけれど、今回は大丈夫だった。

ディワリの時期は混むのかな。今のうちにもう数着仕立てようかな。



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