ある日曜日

日曜日、デリー市内で某集会に参加。人出は2万人くらいだろうか。その半分が女性で、95%がサルワール・カミーズ、5%がサリー、0.1%(子ども)が洋服を着用。私の普段着オバチャンスーツがよく馴染む世界。平均年齢は推定65歳くらい。高齢者が多い。いかにも、「長男夫婦はUS、次男夫婦はオーストラリア在住です」的な雰囲気。
インドでこれくらいの人数が集まると、うるさい、ゴミだらけ、我先にと押し合いへし合い、座るなと言ってる地面に座る…とカオスが繰り広げられるのが通常営業。が、この集会では一切そんなことがない。すべてが整然とオーガナイズされていて、ボランティアによる誘導でスムーズにスマホが預けられ(スマホ持ち込み禁止)、座席に誘導され、スマホ禁止なので当然通知音や音楽が鳴り響くこともなく、集会後はボランティアがテキパキと掃除をしてゴミ一つ落ちていない。そもそも、ゴミが散らかっていない。キャンティーンへ行けば、いまだかつて見たことのない「कृपया शांत रहे जी」(お静かに願います)という看板を持ったボランティアがいる。
これがインドの日常であったなら、どんなに過ごしやすいことか。いつか、そんな日はやって来るのだろうか。ただ、それを実現しようとすると、大量の血が流れるような気もする。
集会のスピーチは1%くらいしか単語が拾えず、嘘でしょ…と冷や汗かいていたら、パンジャービー語だった。
これもまた、インドの一側面。

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