香害、シェディング、蛍、ゴキブリ。
シェディングを感じやすい体質であることに気付いてから、生活が一変した。
入れないお店が増え、洗濯の回数も増え、集まり等は厳選せざるを得なくなり、電車に乗ることも最小限にし、大型施設や映画はほぼ行けなくなった。とにかく大人数で風通しの良くない場所のシェディングが強い。
移香?というか、揮発する成分はニットやデリケートな素材には付きやすいため、お気に入りでもガンガン洗えないような服は着られなくなった。(このあたりは、香害に似てる?)
つくづく、生きにくい体質と鼻を持っているなぁと半ば諦めの境地。
自然の生き物は人間たちの状況をどう思っているのかなぁ〜と思いを馳せる。
すると、なんとなく浮かんできたのがこんな言葉。
「自然界にとっては、人間が注射を打っても打たなくても大した問題じゃないよ。
今までだって既に散々破壊されてきたし、本気出したら自然界は回復できる。
人類がこのまま突き進むつもりなら滅びてくれて構わないよ。
もちろん打った人も打たない人もね。
マスクで苦しい苦しい言っているけど、生き物達なんかマスク以上に苦しい思いをたくさんしてきたよ。
シェディングだって騒いでも、自然界が受けてきたのはそんなレベルの毒ガスではない。
人類がやってきたことが、今自分達に返ってきているだけでしょ。
他の生物達に何をしてきたのかわかる?」
こんなニュアンスのことを言われたような気がした。こんなカジュアルな言葉遣いではなかったけれど、、、。
シェディングや香害で苦しんでいる人は、きれいな空気や水を奪われて激減してしまった蛍などの生物達なのかもしれない。
すみかを奪われ滅びていった生き物達も苦しかったことだろう。
そんなことを考えていると、必ず思い出すのがゴキブリ。
人類よりはるかに大先輩で、どんなに強烈な駆除剤を作り出しても軽々と乗り越え進化し生き残り続けている。
どっちが良いとかの話ではないけれど、人類は蛍たちの立場・状況・思いを想像し、ゴキブリたちの逞しさに学ぶことができたら生き残る道があるんじゃないかなって。
こんなこと言いながら、ゴキブリに遭遇したら迷わず新聞で叩いてしまう。
カブトムシの雌とあまり印象が変わらないのにごめんね〜と思いながら。
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