見出し画像

1杯目 参道七割、御馳走。のこと。

ことのまあかりを開店して、3/27で丸5年経ちました。
1月ごろには「今年5年だし、何かちょっとイベントしたいな~どういうことしようかな~。久々に天平BARやろうか。冠位カード(※当店のポイントカードです)も配布終了して久しいし、常連さんは続々と終了してきているから、新しい冠位カードを作ろうかな…どうしようかな…」などと呑気に考えておりました。

1月後半に奈良県で最初の罹患者が出て、風評被害で奈良には人がいなくなりました。そしてコロナが全国的に広がってから、この5月までの怒涛の流れ。不急不要の外出を禁じられたときに「観光」というのは最初に切られます。どこの観光地もそうだったでしょうけれど、奈良でお店を経営している者としては3月のお水取りの時期に人が来なかったことは相当厳しかったです。
店を経営していくための収入面でももちろんですが、お水取りのシーズンに近鉄奈良駅周辺に人がいない。ということは、うちの店だけではなく、他のお店や宿への影響が甚大だと思いました。
開けていたら常連さんが来てくれるのはとてもありがたい。でもその方たちに無理をさせるのも申し訳ない。ということで4/9から営業を自粛してます。最初はテイクアウトをやろうか?と考えました。でも元々テイクアウトできるよなものがない店だし、新しいメニューを考案して販売しても食材のロスや人件費を考えると厳しい。値段設定的にも出しにくい。
また、後でお客さんに還元できる日がいつになるのかわからない状況下で、さきめしのようなサービスは使いにくい。

そもそもうちの店は「奈良が好きな人に向けたことをしたい」と思ってはじめた店です。なので営業自粛中に何をしたらいいのか考えて、奈良好きな人たちに少しでも奈良をお届けしたい、と「架空奈良旅舎」をはじめました。

このマガジン「オンラインことのまあかり」はことのまあかりの古事記珈琲、日本書紀珈琲1杯の価格に設定しています。580円で月4本(以上)の記事を更新することにしました。
正直このままの先の見えなさのなかで、どのくらい店を続けられるの未知数です。でも当然お店を続けたいという気持ちはあります。
コロナ禍の最中で皆さんそれぞれの考え方があります。価値観の相違で苦しむことも出てきているでしょうし、ここを読むことでしんどい思いをする方もいるかもしれないので、無理に読んで欲しいとは言いませんが、
このnoteでの収益を少しでも今後のお店の運営につなげていくために、購読していただけたらとてもありがたいです。

内容は私のこれまでの仕事の中でのこぼれ話とか、メニュー開発秘話とか、これからやろうと思っていた企画、出そうと思っているメニューのこと、
電話やオンラインビデオシステムを使って、色んな人に取材してみたいなとも思ってます。
逆に今こういう状況になり、皆さん今奈良にきてね!と言えないことで、どういったことを伝えられるのかの挑戦でもあるのかもしれません。皆様どうぞよろしくお願い致します。

月額580円です。noteに登録しなくても購入可能ですが、クレジットカードだけではなく、登録すると携帯電話料金での決済も可能です。もしどちらも使えない~という方で、購入希望の方がいらっしゃいましたらお問い合わせください。

単品でも読めます。この記事だけを読みたい方は300円で購入できます。

最初に何を書こうかな~と考えていたんですが、3月までは色々と取材にも出かけていたので、取材の際に伺った話で、はっとさせられたことを。


ここから先は

1,515字 / 1画像
この記事のみ ¥ 300
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?