ウルトラマンオーブ 13話~15話まで【初見雑感】

(※ツイート+ふせったーのメモそのままコピペした物です)
ウルトラマンオーブ、13話~15話まで視聴。
ギャラクトロン編がカロリー高い内容。見ながら色々言いたい事はふせったーに回したけど、13話で"庶民の日常"と暖かい仲間達の中に溶け込ませてもらってるガイさんをお出しされた後にこれかよぉ!!

14話タイトルが「暴走する正義」な時点でお察し物ではあったが。
あとふせった内にも書いたことだけど、小舟惣一社長はいったい何者なんだ人格者すぎる と思って今になって軽く検索してみたら、
「スーパーGUTS・ヒビキ隊長そのものな人格者」だという感想を見かけ、
オーブくん…初見の人間にはしんどいよそれ…
だからあんなに『名言製造機』だったのか…

感動する一方で「言っちゃ悪いが、何の背景も持たない中小企業の社長がなんでこんな広い物の見方が出来て ご立派な言葉ばかりを…?」と思う気持ちも沸いたが、言葉の説得力を、過去作で同役者が演じたキャラを "拠り所" にしたのだとしたら、それはしんどいな初見の自分には。

あとまあ、これまで現実のクソさとは無縁の作風だったのに急に『超兵器R1号』みたいな話が始まって、科学に絶望するシンくんとか急だなあ…とは思ったが。 それでも戦闘シーンの迫力は凄かったし、文句言ったけど社長の言葉そのものはとても良いと思ってる。あと絶望に打ちひしがれるガイさん。

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視聴中の雑メモ

オーブ13話「心の大掃除」
・あんな大変なことがあっても大掃除はする。『庶民の日常』って感じで良い。
現実なんてそんなもんだよな、という実感もある。
具体例を挙げると厄介なことになりそうなので挙げたくないけど…
でも日本国内で大震災が起きたり、元首相が暗殺されたり、
他国が戦争してても私達は「日常を過ごしている」というのが『答え』だと思う。

・大掃除も終わり、わいわい話している皆を見て微笑むガイさん。
SSPと出会えた時の事をかみしめてる感じ。
1人少し離れた所で耽っているガイさんを中心にまで引っ張る。
SSRという民間会社、社会的には特殊な3人組だろうけど、
だからこそ風来坊で素性を明かせない特殊なガイさんと
寄り合う事ができるという感じで、素敵ですね。
これは良き『みんな』ですよ、断じて皮肉ではなく。
そして渋川さんもビートル隊員でかつナオミの叔父として和気藹々。まさに家族。


◆ 14話「暴走する正義」タイトルが嫌な感じ…
・2クール目になり、歌詞が2番になったOP。やっぱりいい曲だ。
・焼きそば、美味しそうに食べてる皆。
焼きそば作りに挑戦するガイさん
ガイ「熱いやつ、頼みます!!アチョー!!」
当人は真剣にやっているから面白いし良い。
工場の人達と一緒にいる光景も、素朴な"日常"を感じられていいなぁ

・松戸シン「空の贈りもの…?」初代マン34話のことかな?(とぼけ)
しかしこのメカメカしい格好よいロボットなんか見たことあるな。
私は当時これをちょっと見た気がする…。タイトル的にも、すごい よくない事が 起きそうな…

・穏やかな音波を発するギャラクトロン
「僕たちの喧嘩を止めてくれた…?」
…争いを無くす為に『人類を滅ぼせばいい』って結論を下す、ラスボスやAIあるある展開が見える見える

・「今の僕の技術じゃ、これは作れませんね!」
ロボットコンテストで、やっとの思いで入選した過去を持つ松戸シンくん。ロボットに
対する熱い思いは、人一倍なんだね。青春。

・ギャラクトロンが、立った…。尻尾みたいなものは、タテガミだった。面白い。
ギャラクトロンの中に、ナオミ!? そ、束縛…耳にコード…

『この世界の為に、争い全てを止める。』
『この世界をリセットする。』

やっぱり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
タイトル通り〜〜〜〜〜〜クソ〜〜〜〜〜〜

これは別次元の連中が手を焼いて、こちらの次元に送り込まれたようだ。
厄介な押しつけ! 全く迷惑な…その次元の話も見てみたいが。

「お前は答えを急ぎ過ぎなんだよ!」

カメラワーク凝ってる
ギャラクトロン、スペリウム光線を魔法陣みたいな物を出して攻撃を阻止した…つよい…

ショックを受けて座り込むシンくん。
社長、叱咤激励して立ち上がらせる。
しかし一体どうする…

・ギャラクトロンの体からつきだされた、光のソード!グサッ!! 画面演出バーン!!次回に続く!!


◆15話『ネバー・セイ・ネバー』

「正義のロボットなんて…勝手に思って…僕は馬鹿です…」

「二種類の人間がいるんだよ、シンくん。
他の連中が疑っているものを信じる奴と、
他の連中が信じているものを疑う奴!
発明家はその両方でなくちゃあいけねえ。
だから無理にでも顔上げて、前を見るんだよシンくん!」

社長…… それ、『答え』だな…

・低レベルの文明、都合の悪い事から目を背けて生きている人類云々かんぬん!! ヨシ!

「お前だって、キャップを利用してるじゃないかッ!」動きが止まった…?

・私が寝ぼけていただけかもしれないけど、タイトル回収、急では…?
というかナオミのこんなセリフ、いつあった?前回あった?なくない?
無かったなら前回でやっておけよ

・うわあ ぎゃらくとろん つよい やけのはら

ガイ「やるしかねえっ!!」
今、やるしかねえんだ!!(デッカー)

・ベリアルの力を借りているから、何かと挙動がヒールレスラーみたいになってて面白。

・ナオミが目を覚ました。ギャラクトロン内にいるナオミが悲鳴をあげる…
暴走するオーブ。ビートル(飛行機)も撃墜。あのギャラクトロンを一方的に滅多打ちする、圧倒的な力。暴走する正義は、オーブのことでもあったと… このままではナオミが死んでしまかねない…が、無事。そりゃそう。

・ベリアルの力を借りて暴走してしまった、自身への怒りも込められているであろうガイさんのパンチ。

「力を借りる」のは便利で、己には無いものを得られる魅力的なものだった。
力を借りなければウルトラマンに変身できない状態で、
圧倒的力を持つ敵を前にして、圧倒的な力で対抗しなければならなかった。
それでも、『それでも』の話。
大切な人を殺してしまいかねない無制御の力は、悪の暴力になってしまうのだなあ…

・科学に絶望するシンくん。
前回の時点でテーマの導入に唐突感はあるから、話が急ではある。
あまりにも現状世界のクソさに依存した・前提とした話だなあという気持ちもなくはない。

まあ『超兵器R1号』も、単に過剰な兵器を持つことの
狂気と罪深さを批判してはいるけど、片手落ちと言えば片手落ちだから、
そのフォローにもなるような話にも感じるが。
ただ、ダンは「M78星雲人」で「よそ者」だから危機感を抱きやすかったと思う。

『ウルトラ警備隊、西へ』の件もある。
「みんな、何を疑ってるんだ! まず、相手を信じる事です!
 そうでなければ……人間は永遠に平和を掴めることなんか出来っこないんだ!!」
信じてほしいのに、信じてもらえない。
信じていた地球人からも、しかもペダン星人からも裏切られてしまったが。

あとこれはズルっぽい話になるけど、『セブン』当時のスタッフが
『初代マン』と明確に繋がっている意識を持ってたかどうか横に置き、
後のシリーズで繋がっている扱いを受けている。
それを前提にして言えば、初代マンの「故郷は地球」「まぼろしの雪山」
などの出来事は、存在していることになる。
それを踏まえれば尚のこと、危険視しても仕方ないかなと思う


シン「命を奪い合う生態系は、確かに間違いなのかも…」

社長「機械と同じ頭で考えたらそうかもな。
だがな、シンくん。機械は体温を測れても、想いの熱さは測れねえ。
人間は違うだろ?人は、人の思いの強さに共感できる。何故か分かるか?」

シン「心があるからですか…?」

社長「そうだ。俺たちにはハートがある。
だから大自然を争っているんじゃなく、
支え合っているんだって分かる。
シマウマが増えれば草原が消えちまう。
だからライオンがシマウマの数を減らす!」

シン「ライオンが死ねば、大地に還り、その大地に草が生え…」

社長「その草を食べて、シマウマが育つ。決して争ってるんじゃねえよ。
この星はバラバラに生きる道じゃなく、
協力し合って、一つのでっかい命として生きることを選んだんだ!」

シン「星がまるごと一つの命…」

社長「だからよ、シンくん。頭じゃなく、ハートで物事を見ろ。
あのロボットには見えなかった世界を見据え続けるんだ…」

社長、あまりにも名セリフ製造機。なんだこの人。すご過ぎない?
言っちゃなんだけど、ただの一般市民でただの下町感ある中小企業の社長が、
何の背景も持たずに(大局的な物の見方』が出来すぎているのでは…と思ってしまう。
実は読書家とか、何か訳アリというか実は単なる中小企業の社長ではないとかであるならともかく…

・「うちのバネが、パイロットを救ったんですよ社長…!」

オーブが人を殺さずに済んだのは、人間の科学技術。グッとくるシーン。

・ベッドで寝ているナオミに向けて呟くガイ
ガイ「俺は…オーブを許せない…」

かつて、大切な人を守れなかったトラウマを持つガイさん。
それが今度は、新たな大切な仲間…ナオミを殺しかねなかった。
強敵を倒す為に、無理のある力…
凶悪な力を借りてしまった結果が、今のナオミの姿。ガイさんの罪悪感は計り知れない。

ナオミ「とても…あたたかい…」
その声を聞いて、手を握りながら、泣き縋るガイさん…

社長「科学と同じだ。強力なパワーを作り出した途端、
破壊と暴力にのみ込まれてしまう。そんな闇に制御が利かなくなる」

シン「オーブでさえも…」

社長「自分の闇ってのはな、力づくで消そうとしちゃいけないん。
逆に抱きしめて、電球みたいに自分自身が光る!
そうすりゃあ、ぐるっと360度。どこから見ても、闇は生まれねえ…」

本当に名言『製造機』な社長。全部言うじゃん社長。
テーマの話を、それっぽい良いこと言う為に、
そこまで全部なにもかも社長に言わせなくても…とちょっと思ってしまうが。

「また逃げたんだと、思ってくれていい…
 俺は今、あんたの側にはいられない…」

ガイさん…
加害者の罪の意識を背負って、独りでどこへ行くのか
"闇を光で抱きしめられるようになる為"に…?

つまりーそれってー

https://www.uta-net.com/song/8745/
夕焼けの色が 切なく 綺麗で
閉ざしていた心の海に こぼれた涙

明日吹く風のような 自由がほしい

胸の奥で震えてる 光と影を抱きしめたまま
捨てきれない夢を追いかけて いつか見つけたい
果てしなく 広がる未来を

戦う毎日 すれ違う Hello,Good-by
傷つけないように歩いてゆけたらいいのに

胸の奥で 震えてる 愛が壊れそうになる時も
祈る気持ちを忘れないで いつも届けたい
信じてる 見えない未来を

君が教えてくれた その儚さも その強さも

胸の奥で震えてる 哀しみを越えてしまいたい
弱い心に負けないように 愛を守りたい

胸の奥で震えてる 光と影を抱きしめたまま
捨てきれない夢を追いかけて 誇り高く愛はよみがえる
輝く未来に

―――って感じになるんですよね(真顔)

レイアース後期OP『光と影を抱きしめたまま』名曲。
(最近アニメが無料配信やってたのに、結局また見ないままになってしまったな…かつて確か13話位まで見たとはずだけど…)(関係ない話)

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