スマートドアホン環境にした(Google Nest Doorbell + Nest Hub)

この記事の要約

賃貸のドアホン環境と私の居住スタイルが合わず、問題があったので別途スマートドアホンを増設して対応した話です。技術的な踏み込んだ話はしていません。テレワーカーには向いてるかも知れませんので導入の参考にでもしてもらえるといいかもです。

背景:賃貸のドアホン環境の問題

現在、私はメゾネットタイプの賃貸に1人で住んでいる。例の感染病対策で就業形態が常時テレワークになり、今後解消した後もそれが続く予定というお達しが出た。また、収集系の趣味が高じて、単身者向けの賃貸ではいよいよスペースが足りなくなってきた。そのため、交通は少し不便になるが家賃相場が前よりも安い地域の広い物件に今年初頭の時期に引っ越した。今までは進学・就職・転勤という節目で引っ越しをしなければならない状況だったが、完全な自己都合で引っ越しを手配したのは初めてだった。

メゾネットタイプは1戸が2階建て以上の空間からなる集合住宅である。主なターゲット層はカップルやファミリー、シェアハウスをする層だ。現在そこに一人で住んでいる。伴侶がいればよかったのだが。募集中です。伝手はありません。つらい。

横から見た図解

部屋は4部屋に分かれている。1階が2部屋、2階も2部屋だ。部屋3というのが寝る部屋と仕事部屋を兼ねている。1日の9割はここにいる。この部屋は玄関のドアホンが鳴っても非常に聞こえづらい。玄関のドアホンは基本的に1階に聞こえるようになっている。ビデオ応対できるドアホン子機も1階に壁付けされている。なので2階にいると対応がしづらい。居住スタイルを1階中心に変えれば良いのだが、部屋のレイアウトの都合や冷暖房の調整のしやすさから今の構成が最適なので変えたくない。

とは言えど、日頃から通販が多く、ほぼ毎日荷物が届くような状況のため、ドアホンを聞き逃すと面倒なことになる。また、宅配便以外にも勧誘などの招かれざる客が来るが、それらに対面で応答したくない。ドアホン子機で様子見しようにも、玄関手前の階段を降りることになる。すると降りる音で察知される。それは嫌だ。なので、ドアホンの音を聞き逃さない他に、玄関の状況を手元で確認できるように改善したかった。

アプローチ手段の検討

最初に検討したのは自分で無線ドアホンを購入し、既存のドアホンと入れ替えるという手段だった。ビデオ付きドアホンの実勢価格は1.5万~2.5万程度だ。将来的に引っ越すことになったときは元に戻して、自分のドアホンは次の賃貸に持っていく、という前提ならそのぐらいはコストを許容できた。しかし結果を先にいうと、これはNGだった。

ドアホンが据え付けられているタイプは2通り存在する。コンセントで電源供給するタイプと、電源直結式のタイプだ。前者は工具があれば自分でも入れ替え可能だが、後者は電気工事士の資格が必要になる。感電が怖いのもそうだが、賃貸の電源系配線をやらかすと高く付きそうなのでこっそり工事するのも止めておいた。

既存のドアホン配線との入れ替えが出来ないなら、別の経路を新設したドアホンを置くか考えた。しかしこれもなかなかしっくり来る構成が無い。電源系で屋外ー屋内間で配線を通せるような場所がない。電池タイプのものがあったが、必要電池数が多かったのと、残量などが確認できない。
今の環境でもノイズがなければドアホンの音をギリギリ感知出来るので、この問題については後回し気味だった。ある時、スマートドアホンというものがあることを知った。

本題:スマートドアホンの導入

ざっくり言うと、インターネットを通じてスマートフォンを始めとしたデジタルガジェットと連動するドアホンだ。そのため、ドアホンもWi-Fiに接続する必要がある。複数メーカーから販売されている。AmazonだとAlexa対応のものがあったりする。

私はGoogle Nest DoorbellとNest Hubというものを購入した。ドアホンの方は乾電池不要の内蔵バッテリー式で、1ヶ月に1回ぐらい充電すればいいらしい。購入してから気づいたが、Twitterで評判を見てみると良い評価をされているレビューの他に「クソ」という評価もあった。何故クソなのかの理由までは書いてなかったし、もうポチってしまったので、見なかったことにした。

立派な化粧箱で届く。本体は設置する前に撮影するのを忘れた。

発送通知から翌日、到着した。ドアホン自体に設定パネルはない。設定方法は以下の通り。

  1. スマートフォンにアプリをインストールする

  2. アプリからドアホンと接続(たぶんBluetooth)

  3. ドアホンをWi-Fiに接続

  4. もろもろ設定

  5. (Nest Hubも大体2-4と一緒)

ドアホンは付属の金具で壁に据え付ける事ができる。というか金具がドアホンと接着状態でないと機能しない(設置されてない扱いになる)ようだ。付属の金具を壁にネジ止めする必要があるが、賃貸の壁に穿孔するのは無理なので、取り外し可能な接着手段で貼り付けた。流石に玄関なので写真は貼らないが、強粘着両面テープでなんとかなります。

仕事机の隅に置いてるNest Hub

ドアホンを押すとスマホとNest Hubに通知が届く。3,4秒のディレイがある。ネットを中継してるからだろう。まあ許容範囲だ。Nest Hubを仕事机の上に置いたので、仕事中でも確実に気づけるようになった。まだ1.5日しか運用してないものの、もう既に5,6件以上運送業者が来て応対している。所感としてはとても楽になった。

ちなみにNest Hubはスマートホーム端末でただのドアホン子機ではないが、私はほぼドアホン子機としてしか使ってない。もうちょっといい感じに使ってあげればいいのだろうか。

通販の多いテレワーカーにはおすすめしたい。


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