ベンゾジアゼピンの悲劇④

続き。

脳脊髄液減少症が悪化して、寝たきりになってから、毎日決まった量を飲むようになる。
ランドセン。

1日量にしてたった1錠、0.5ミリグラム。

正直言って、寝たきりになったこともあって精神状態も良くなかった。そういった不安を紛らわすためにも、「気休め」程度にこの薬を服用するようになったのもある。

正直なところ、この量では少なすぎて効果があるかないかわからないほどの量で、

いわば、「薬が効いているのか効いていないのかわからない程度」の気休めに飲んでいた。

寝たきりになって1年ほど飲み続け、それと並行して脳脊髄液減少症の治療検査を行う。

私の場合、運の悪いことに、「治療すれば治療するほど悪化して寝たきりになっていった。」

脳脊髄液減少症の症状が悪化すれば悪化するほど、ランドセンの1日量が増えていく。

寝たきりになって2年目には、最大量で1日1ミリグラム(ランドセン0.5ミリグラムを1日2錠)服用することもあった。

さすがにこの量飲むと眠気など、頭がぼやけたりボケ始めたりと日常生活に触りだす。
ランドセンは、服用している割には首のこわばり方のこわばり痛みなど対して軽減するなど効果がないように思えた。それに脳に作用する薬なので、飲み続けることに不安があった。

このままではいけないと思い、今まで飲んでいた薬をいちど洗い出すことにした。

その他に痛み止め、吐き気どめなど、私にとって必要不可欠な薬は残した上で、必要だとそれほど感じない薬はやめていくことにした。
その中の1つの薬がランドセンであった。

続く。

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